吹奏楽研究会が宮城県と山形県で「復興祈念コンサート」を開きました

湘南キャンパスで活動する吹奏楽研究会が5月9、10日に宮城県と山形県で、「復興祈念コンサート」を開きました。本学の保護者や同窓生の交流団体である宮城県校友会と山形県校友会が主催し、全日本大学吹奏楽コンクールで昨年までに3年連続で金賞を受賞している本研究会を招いて、東日本大震災で大きな被害を受けた被災地を少しでも元気づけるとともに両県で吹奏楽に取り組んでいる中高生の技術向上につなげたいと、両県の教育委員会などの後援を受けて開催したものです。

9日に宮城県入りしたメンバーは、名取市閖上地区などを訪問。ボランティアの方の説明を受けながら、地震発生当日の様子や復興の現状などを見学しました。その後、岩沼市民会館で中高生や地元住民ら900名を前に東海大学校歌や久石譲作曲の『「もののけ姫」セレクション』など5曲を披露しました。続いて、「2015年全日本吹奏楽コンクール課題曲ミニクリニック」を実施。課題曲4曲を学生が演奏しながら、本研究会常任指揮者の福本信太郎氏と音楽アドバイザーの加養浩幸氏が演奏の注意点や練習法を解説しました。

10日には山形市の「やまぎんホール」を会場に、午前中は地元の中高生を対象にしたクリニックを行いました。約1000名が集った午後のコンサートでは、東海大学山形高等学校吹奏楽部と演奏を披露。両校がそれぞれの楽曲を演奏した後、合同で今年度の吹奏楽コンクールの課題曲の一つである『春の道を歩こう』やレナード・バーンスタイン作曲の『ウエスト・サイド・ストーリー・メドレー』などを披露しました。

両会場ともアンコールでは、復興応援ソング『花は咲く』や『翼をください』を観客と一緒に歌ったメンバーたち。部長の森岡大智さん(工学部4年次生)は、「両会場とも大きな拍手をいただき、幅広い年代の方々に喜んでいただけたと思うとうれしい気持ちで一杯です。また同じ学園で学ぶ高校生と一緒に演奏できたことで、大学生も大きなエネルギーをもらうことができました。これからも音楽を通して被災地を応援する活動を続けたい」と語っていました。

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