「第1回フィジカルトレーニングセミナー」を開催しました

2017年03月14日

3月4日に湘南キャンパスで「第1回フィジカルトレーニングセミナー」(東海大学スポーツ教育センター、スポーツ医科学研究所共催)を開催しました。日本人アスリートの弱点とされてきたフィジカル面の強化につなげるため、スポーツチームにおけるトレーニング指導者のレベル向上を目指して企画したものです。ラグビー日本代表が2015年のワールドカップイングランド大会で史上初のベスト8となり注目を集めたことから、今回は「コリジョンスポーツにおけるフィジカル強化戦略」をテーマに、トップリーグや大学のラグビーチームで活躍するトレーニング指導者4名を講師として招きました。激しい身体接触が意図的に行われるコリジョンスポーツの競技現場でフィジカル強化に携わるトレーニング指導者や、本キャンパスで活動するサークル「スポーツサポート研究会」に所属する学生ら約80名が参加しました。

開催にあたり、スポーツ医科研の宮崎誠司所長があいさつに立ち、「今年度、東海大学スポーツサポートシステムが創設から20周年の節目を迎え、新たな取り組みとしてこのセミナーを企画しました。2015年のラグビーワールドカップで日本代表が躍進したことから、計画的にフィジカルを強化しているラグビー選手向けのトレーニング指導法を学ぶことによって、ほかのさまざまな選手に対しても計画的な強化ができるだろうと考えています」と語りました。

講師には、ラグビートップリーグのキヤノンイーグルスでS&Cコーチを務める池田道生氏、流通経済大学ラグビーフットボール部S&Cコーチの猪俣弘史氏、トヨタ自動車ヴェルブリッツS&Cコーチの佐名木宗貴氏、東海大学ラグビーフットボール部ストレングスコーチの原将浩氏が登壇。はじめに、「私のコーチングフィロソフィー」と題してそれぞれが指導上の注意点や運営面の工夫などを紹介しました。続いて、スポーツ医科研の有賀誠司教授(スポーツサポート研究会トレーニング部門担当教員)が座長となってパネルディスカッションを実施し、「ラグビーという競技に合わせたトレーニング」「大学スポーツならではの注意点」など、トレーニング指導者ならではの視点で意見を交わしました。参加者からは、「トレーニングの必要性を感じていない選手への効果的なアプローチ方法はありますか?」「競技初心者が多いチームでのトレーニングはどのように組み立てるべきでしょうか」など、活発に質問が寄せられました。

トレーニングセンターでの実技演習では、まず佐名木氏による「ラグビーのポジション別トレーニング(プロップ編)」を実施。ポジションごとに役割が異なるラグビーにおいて、適切なトレーニングを積む必要性を説き、スクラムを組む姿勢を安定させるためのトレーニングなどを実践しました。続いて、猪俣氏が「高重量トレーニングにおける補助の方法とそのバリエーション」をテーマに、安全なトレーニングを行うために指導者ができることを解説。参加者は、補助をする際の声かけやタイミングなど、学んだことを踏まえたグループワークを行いました。セミナーに参加した体育学部生涯スポーツ学科の西村拓海さん(1年次生)は、「私はサッカー部の学生トレーナーを務めています。ラグビーとは競技特性が似ている部分があるのでとてもためになりました。また、講師の方々はトレーニングの指導方法だけではなく、チームの運営にかかわる注意点なども詳しく話してくださったので、今日学んだことを自分が携わるチームの中でフィードバックしていきたい」と話しました。

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