山形高校1年生対象の湘南キャンパス見学会を実施しました。

5月18、19日に東海大学山形高校1年生を対象にした見学会を湘南キャンパスで実施しました。同高の「高校現代文明論研修」の一環で行ったもので、約300名が参加しました。

18日に湘南を訪れた一行は、望星学塾学園史資料センターの沓澤宣賢副センター長(文学部歴史学科日本史学専攻教授)による特別講義を受講しました。沓澤教授は、古代ローマから現代までのヨーロッパの思想の歴史を紹介したのち、18世紀に生まれた科学革命と啓蒙思想が現代の思想に大きな影響を与えていると説明。その上で、学園の創立者・松前重義博士が掲げた「物質文明と精神文化の融合」という考えにつながり、21世紀には哲学と科学を融合させる思想が重要であると述べました。最後に「学校では自ら課題を設定する能力と回答を導き出す思考力を養ってほしい。そのために高校で自覚を持ってしっかり学び、大学でより深く学んでください」と激励しました。終了後、生徒からは、「今日の講義を通して、現代文明論への理解を深められました。今後の授業に生かしたい」とお礼の言葉が送られました。

その後、同高卒業生で本学に在学する学生2名が自身の高校生活と大学での経験を披露。「部活動で得られる経験は一生の宝になります。また、勉強をおろそかにしないことは、2年後に自分の選択肢を広げることにつながります」「卒業後の進路選択に悩むと思いますが、目標を持つことが大切です。高校時代を大切にしてください」と語りかけました。

19日には、一貫教育センターの大崎聡次長が、東海大学の歴史や特徴を紹介。説明終了後生徒たちはグループに分かれて、キャンパス内を散策しました。

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