平塚市・宮松町のマップ作成に向けてインタビューを実施しました

湘南キャンパスの学生が7月11日に、平塚市宮松町で店主らにインタビューを実施しました。二ノ宮リムさち准教授(現代教養センター)が担当するチャレンジセンター開講科目「プロジェクト入門A」の一環で取り組んだもので、同授業では地域で起きている実際の課題などについて関係者から話を聞き、学生の視点で「持続可能な地域づくり」を考えることを目的としています。

学生たちはこれまでに「地域とは何か」と題した座学やゲストによる講義を受け、5月には、昨年10月に「ららぽーと湘南平塚」が完成し3000人もの就労人口が増えた神奈川県平塚市宮松町で現状や課題を調査するフィールドワークを行いました。その後、宮松町にとって何が課題なのか、それを解決するためにはどうしたらいいかを話し合い、同町のマップ制作に取り組んでいます。企画提案者の一人、小林明弘さん(文学部4年次生)は、「宮松町には何十年も住んでいる人も、ららぽーと湘南平塚ができたことで新しく転居してきた人もいますが、お互いの交流が少ないことが課題だと感じました。そこで、幅広い世代の人に街の魅力を知ってもらい、交流する場をつくろうと考えました」と振り返ります。

今回はマップ制作の準備として16名の学生が5班に分かれ、「小沢石材店」、「重田米店」、家具を製造・販売する「天龍工芸」、パン屋「ブーランジェリー ニコ」、「八百屋コウタ」を訪問。事業内容や店の歴史、オススメの商品、宮松町への思い、ららぽーと湘南平塚ができて変化を感じたことなどをインタビューしました。梅原隆さん(政治経済学部3年次生)は、「この授業を履修しなければかかわることのなかった街ですが、実際に住んでいる人にインタビューしてみることでそのよさを知ることができました。平塚駅とららぽーと湘南平塚の間に位置していることもあり、自転車で通り過ぎていく人も多いのですが、マップを通して商店街のよさを知り、足を止めてもらうきっかけにしたい」と語ります。同行した宮松町の石田文男自治会長は、「今回は宮松町の中でも特徴のある店舗を取材してもらいました。最初は不安もありましたが、学生たちはしっかりインタビューしてくれて、やってよかったと思います。街のいいところがたくさんの人に伝わるものを作ってほしい」と期待を語りました。

学生たちは今後、インタビューの内容をまとめて地図を完成させ、8月3日(木)に宮松町自治会館で自治会役員らに報告する予定です。

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