代々木学生会の学生らが阿蘇キャンパスから提供されたサツマイモの苗を植えました

代々木学生会に所属する観光学部の学生3名が5月26日、代々木キャンパス4号館の屋外で阿蘇キャンパスから提供されたサツマイモの苗を植えました。代々木学生会の代表が今年3月に阿蘇キャンパスを訪れ、農学部の教職員、阿蘇学生会のメンバーらと交流。その際に、キャンパス間をつなぐ取り組みとして、サツマイモの苗の提供をお願いしていました。4月の「平成28年熊本地震」で阿蘇キャンパスは被災しましたが、農学教育実習センターの職員らが苗の世話を続けていたこともあり、サツマイモの研究が専門の村田達郎教授(前農学部長・応用植物科学科)や阿蘇教学課の村山敏久課長の協力を得て、実現しました。

3月の交流会に参加した代々木学生会執行委員会の前田剛壮委員長(観光学部観光学科3年次生)は、「村田先生から”畑でなくても、十分な土があれば東京の街中でイモを育てることは可能。栽培を通じて学生の皆さんに、日本の食料自給率の問題や自然の尊さに目を向けてほしい”とのお話をいただき、ぜひ育てたいと考えていました」と振り返ります。

当日は、3年次生の戸塚美里さん、金森瞳子さん、今井菜月さんが参加。代々木キャンパスの職員とともに袋に土を詰め、阿蘇キャンパスから届いた苗を手分けして植えました。戸塚さんは、「熊本地震によって大きな被害を受けているにもかかわらず、苗をお送りいただいた阿蘇キャンパスの皆さんに心から感謝しています。貴重な苗の一本一本を大切に育てていきます。学生会のメンバーが中心となって栽培し、10、11月ごろに収穫する計画です。3月にいただいておいしかったサツマイモを、イベントなどで学生や地域の皆さんと味わえたらうれしいですね」と話しています。

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