大学院学則第1条の2に関わる表

研究科名 専攻名 研究科・専攻の教育研究上の目的及び養成する人材像
総合理工学研究科 総合理工学専攻 総合理工学研究科は現在の科学技術の複合化の方向に対して、学際性、国際性を有し,先端性、将来性を兼ね備えた教育研究の拠点を形成し、既存の学問領域にこだわらず専門領域の垣根を越えた教育・研究を実現することを理念・目的としている。
総合理工学研究科では世界に向けて情報発信できる高度な研究能力を備え、かつ国際的な広い視野と見識を合わせ持った人間味豊かな研究者、技術者、国際機関職員など各方面でリーダーとして活躍し得る人材の育成を大きな目的としている。
地球環境科学研究科 地球環境科学専攻 人類は、地球温暖化やエネルギー問題に見られるように、生命38億年の地球の歴史の中で地球生態系を一瞬のうちに変質させてしまった。今後の人類の生存、地球環境の保全のためには、地球生態学、生命科学、地球観測科学等からなる新しい「地球環境科学」を構築することが求められている。地球環境科学研究科は、このような社会的要請に応えるため、地球生命圏の一員として未来を志向した思想を培い、新しい「地球環境科学」の教育並びに研究を推進することを研究科の理念・目的とする。また、幅広い視野に立った国際的、学際的かつ学融的な考究力と豊かな創造性を備え、21世紀の地球環境と人間社会に貢献できる研究者、高度専門職業人を育成する。
生物科学研究科 生物科学専攻 生物科学研究科は、全生物を対象とし、これらを分子レベルから、細胞、組織、個体、集団、群集レベルまでの各スケールを包括した総合的または先端的で高度な生命科学教育研究を実践する。生物科学を基礎から応用までの実践科学と位置づけ、所属する多彩な研究者や研究施設を効果的に糾合・活用し、生命現象の発現・調節にかかわる機能の解明から、生物資源の生産・開発と高度利用までを目指した研究・教育を行う。このため、生命現象の基礎研究とその応用を追究する「生命科学コース」と基礎研究に根ざした生物資源の高度利用をめざす「生物資源科学コース」を設置した。両コースは密接に連携し、実践力と広い見識を持つ生物科学研究者・技術者の養成を目指す。そして、国内外の学術交流を深めて国際感覚を有し、人類および社会が今後遭遇し得る諸問題を発見する高い能力を持ち、その問題を生物科学的アプローチで倫理的かつ自律的に解決できる人材の養成を行う。
文学研究科 文学研究科は、伝統的な文学研究科の学問領域を超える文明研究やコミュニケーション学といった研究領域を包括することを特長とし、その特長を活かしながら学問の進展と社会の要請にこたえることを存在の立脚点とする。本研究科は、専攻相互、さらに外部の機関との積極的な研究・教育交流によって悪しき細分化・専門化に陥いることなく視野を広め、開放的な学問環境のなかでしっかりした基礎力と柔軟な思考の上に立った高度な専門的能力を持ち、国際的にも活躍できる研究者・人材を育成することを目的とする。
文明研究専攻 文明研究専攻は、教育内容の水準を堅持しつつ視野の広がりを促すカリキュラムを設定して、確固とした研究方法と知識を身につけさせることにより研究者としての主体性を持たせることを教育の立脚点とする。自立した研究者・専門家としての確固とした足場を持ちつつ、同時に専門領域を超えた文明論的視座をも兼ね備え、優れた社会人として現代社会のなかで自己の能力を十二分に生かすことのできる人間、それが文明研究専攻の育成しようとする人材である。
史学専攻 史学専攻は、史学研究の実践を通して、今日の社会に適応し、かつ社会に対して新たな提言のできる人材の育成を教育の立脚点とする。文献史学に偏らずに考古学も加えて総合的な人類史を追及できるカリキュラムと専攻内や他大学の大学院との積極的交流制度を活用して、伝統的な史学研究法を身につけるとともに、狭い研究対象に閉じこもることなく広い視野を持ってグローバルで柔軟な思考のできる人間、それが史学専攻の育成しようとする人材である。
日本文学専攻 日本文学研究コースでは日本文学・日本語学に指導的役割を果たせる教養人もしくは専門研究者や教育者の育成、日本語教育学コースでは日本語教育の研究者や実践家の育成を、それぞれの教育の立脚点とする。日本文学研究コースでは、日本文学・日本語研究の専門研究者、日本文学・日本語研究の社会的普及に寄与できる人間、国語教育分野の優れた教員、国際的に貢献できる知識と実践力を持った人間のいずれか、日本語教育学コースでは優れた日本語教育の研究者・実践家、それらが日本文学専攻の育成しようとする人材である。
英文学専攻 英文学専攻は、時代の要求に応じて、英語・英文学についての高度な専門性と教育やコミュニケーション分野での理論と実践的知識を涵養することを教育の立脚点とする。英米文学・英語学・英語教育学・コミュニケーション学いずれかの分野で高い専門性を有するとともに、他国の文学や言語に対する深い理解に裏打ちされた豊かで幅広い教養を備え、教育など実践面でも活躍できる人間、それが英文学専攻の育成しようとする人材である。
コミュニケーション学専攻 コミュニケーション学専攻は、メディア学系・社会学系・臨床心理学系の3つの学問系列を備え、相互の有機的連関によって、コミュニケーションに関する専門職業人・研究者を養成することを教育の立脚点とする。メディア学系ではコミュニケーション媒体の機能や情報発信についての専門家、社会学系ではコミュニケーションを行う人間の集団である社会の諸問題についての専門家、臨床心理学系ではコミュニケーションを行う個人の心に注目する臨床心理学の専門家、それらがコミュニケーション学専攻が育成しようとする人材である。
観光学専攻 観光学専攻では、社会科学を基盤としつつ、人文科学や自然科学にも及ぶ複合的な知と思考力を形成するカリキュラムに基づき、問題発見解決力、グローバルな環境で活躍できる多言語による発信力・コミュニケーション力、学術的知見を多面的に生かすことができる発想力・応用力を修得させることによって、総合知としての観光学を学術的に展開できる人材を育成することを教育の立脚点とする。観光・サービスに関わる研究と産業界におけるその応用を先導することができる、基礎的研究者と高度専門的職業人、それが、観光学専攻が育成しようとする人材である。
政治学研究科 政治学専攻 政治学研究科は、グローバル化とローカル化、多様性と統一性、分権化と集権化の衝突の中で、わが国および世界の経済的、社会的、環境的な持続可能性を実現する新しい政治理論とその応用を探究する。この目的を達成するため、本研究科は、幅広い学際的視野と知的生産の高い研究能力とこの能力に裏打ちされたリーダーシップを身につけた高度職業人と研究者の養成を、その教育研究の理念・目的とする。また、先端的な政治・行政研究による特色ある学術情報を国内外に広く発信する拠点を整備し、広く社会に貢献することを目指す。
経済学研究科 応用経済学専攻 経済学研究科は、グローバル化・複雑化し、かつ変化のスピードが速い現代の社会において、経済学と経営学の分野を有機的に連携させていく中で市場と組織に関わる諸問題を解明することを志向する。この教育・研究理念の下、経済・経営現象を究明できる多角的で学際的な知識・視野と科学的な情報収集技能と分析手法を身につけ、経済政策や経営判断の場においては客観的で的確な知見を生み出し、問題を発見してその解決を図る力を発揮し、その過程において積極的にリーダーシップをとって活躍する人材の育成を目指す。
法学研究科 法律学専攻 法学研究科は、博士課程前期及び博士課程後期共に、法学研究と法学教育を通じて社会に有為な人材を育成することをその設置理念とする。
博士課程前期は、この理念に基づき、現代社会のニーズに適合した高度な専門知識を修得した法律専門家及び指導者を育成することを目標とし、具体的には、博士課程前期修了後に社会において大学卒の中堅層を指導する法律専門家・指導者を育成すると共に、将来博士課程後期に進学し研究教育職を志望する人材を育成する。
博士課程後期は、この理念に基づき、法学研究者等の育成を推進することを目的とする。具体的には、専門研究を通じて研究者としての能力を養成するとともに、その研究をさらに発展させ博士論文を完成させて博士号を取得し、法学教育を担える法学研究者及び深い専門学識を備えた法律専門職となる人材を育成する。
人間環境学研究科 人間環境学専攻 人間環境学研究科では、違いを対立軸としない新たな価値観に基づく「持続可能な共生社会」を、「環境保全を重視した人間活動と良好な自然環境が両立する自然共生社会、並びに人間と人間が種々の違いを認めつつ文化・習慣・世代などの壁を越えて協同する人間共生社会」と定義し、その基盤となる「真に豊かな人間環境」の実現を目指して、「人間の生き方を再考し、豊かさの本質を問い直す」ことを教育・研究上の理念とする。この理念に基づき、人文・社会・自然科学の枠を超えた学際的な視野で、地域社会との連携を重視した実践的な教育と研究を行うことにより、「従来の固定観念にとらわれることなく人間環境を広い視野で考え、共生社会構築に向けて行動できる人材」を育成する。
芸術学研究科 芸術学研究科は、芸術が人間生活の理想として重要な役割を担ってきた歴史をふまえ、多様化・グローバル化する現代の状況から生ずる人間の営みに求められる芸術の今日的課題を究明することを含め、理論および表現技術の研究を追求することを理念とする。
よって芸術学研究科では、音響芸術専攻と造型芸術専攻の2専攻を設け、音楽および美術・デザインにおける学問と実技・実践の両面から教育・研究を行い、それぞれの芸術領域における高度な専門性を支柱とする横断的で柔軟な人材の育成を目的とする。
音響芸術専攻 音響芸術専攻は、芸術活動を人間生活全体の大きな枠の中で捉え、いずれの音楽専門領域においても、学問と実技を総合させた専門性を追求することを理念とする。
よって音響芸術専攻では、芸術系単科大学では成しえない、総合大学での特色を生かし、広い視野に立って精深な学識を授けることによって、深い専門性をもちながらも、多様な現代社会にあってそれらの要請に応えられる、多角性をもつ研究者、教育者、ならびに演奏家の育成を目的とする。
造型芸術専攻 造型芸術専攻は、多様化・グローバル化する今日の高度な情報化社会において豊かな人間生活を築くために、新たな表現世界の創造および理論的構築の研究を追求することを理念とする。
よって造型芸術専攻では、美術学分野とデザイン学分野を通じて、美的感動をもたらす表現の探求、新しい価値観を生み出す研究の開拓、芸術文化にかかわる振興の企て、そして次世代の創造型教育の研究など、表現者・研究者・指導者・教育者といった立場から、芸術を支柱に社会を牽引することのできる人材の育成を目的とする。
体育学研究科 体育学専攻 体育学研究科では、体育・スポーツ・健康に関する科学を専門的かつ高度な理論と応用の方法から学び、さらにこれらについて研究し、豊かな教養と学識そして技能を培うことによって、体育学を学修し、さらにこうした学修を通して、豊かな創造性、国際性を身につけ、さまざまな社会や分野における基幹的機能を果たす能力を修得させることを目的とする。
こうして身につけた能力を存分に発揮して、建学の精神である人道主義、人格主義に立脚した平和で豊かな人類文化の発展に貢献できる人間の育成を目指す。
理学研究科 理学研究科の理念は、建学の精神を踏まえ、高度な学術理論及び応用を教授し、全体として基礎科学に基づく深い学識及び卓越した能力を培い、高度な専門性が求められる職業を担い、さらには文化の創造発展と人類の福祉に貢献することである。そのために、基礎科学の教育・研究を重んじるとともに、先端技術の開発を推進できる能力の開発に力を注ぎ、科学技術の基礎を支える教育と研究を担う人材を養成することを教育の目標にする。この方針のもとで、社会のニーズや果たすべき役割を見極めることができるように「専門に対応できる基礎力」、「総合的な判断力」、「プレゼンテーション能力」をもつ人材を養成する。
数理科学専攻 数理科学専攻の理念・目的は、現代数学の幅広い知識を修得してその原理を深く理解した人材や、情報と数学の知識と洞察力及び高度なITスキルを身に付けた人材を養成することにある。教育目標は、数学や数理科学の研究者、IT業界におけるプロジェクト・マネージャ、生徒たちに数学や情報の面白さを伝えられる教員など、数学的思考や数理的センス、あるいは高度なITスキルをもとに社会に貢献できる人材を育成することである。
物理学専攻 物理学専攻の理念・目的は、新しい科学技術を創造して21世紀の社会を背負ってたつ能力を持つ人材を育成することにある。物理学専攻では超電導・超流動、統一場理論、素粒子物理学、原子核物理学、宇宙粒子線物理学、生体高分子物理学とプラズマ・レーザー物理学といった研究で各教員が専門分野の基礎から徹底的に指導を行い「専門に対応できる基礎力」と「総合的な判断力」を身につけさせる教育を目標にする。これにより研究開発人材としての基礎を固め、将来企業や研究機関での研究開発の第一線で活躍できる実践的実力を養う。
化学専攻 化学専攻の理念・目的は、建学の精神を踏まえ、学問分野の視野を広げることである。化学の基礎分野と応用分野を広く学び、正しい倫理観、歴史観、世界観を身につけたうえで化学の専門分野を研究することである。化学専攻の教育目標は、『価値のある研究テーマを考える能力を身につける』『研究実験を創意工夫して実行する能力を身につける』『研究成果を公聴会、学会、学術論文として発表するプレゼンテーション能力を養う』ことである。この方針のもとで、次世代を担う化学者になるために「専門に対応できる基礎力」と「総合的な判断力」をもつ人材を養成する。
工学研究科 国際的な視野を持って、知の創造と承継と実践を目指し、複雑な課題にも果敢に挑戦し、問題解決することができる高度職業人を養成することを、工学研究科の理念・目的とする。さらに、地球的規模の環境破壊さえ懸念される中で、科学技術万能という考え方ではなく、本学の特色である正しい歴史観、世界観に基づく全人的な人間形成も重視し、大学院教育にあたる。
情報理工学専攻 高度情報の急激な社会基盤化の中にあって、健全な倫理観と確固たる知識に裏打ちされ、専門的なスキルを有し、もって国際的規模で社会に貢献することのできる人材を育成し、社会に送り出すことは今日の大学院教育に課せられた重大な使命である。この使命を果たすため情報理工学専攻では、情報の学術理論に基盤を置くと共に、それら学術理論の人間情報システムの適用や機器制御への応用をはじめとした学際領域を含む様々な分野に対応しうる考え方、知識、技術を有し、次世代の情報技術の萌芽となり得る新概念の創出やハード・ソフトウエアの開発ができる研究者・技術者の育成を目的とする。特に情報社会基盤の動的変化に対応しながらもその普遍的本質を俯瞰できる深い学識と卓越した能力を涵養することを重視した教育を実践する。
電気電子システム
工学専攻
電気電子システム工学専攻においては、電気電子システム工学分野における高度な学術の理論を教授研究し、高度な専門性が求められる職業を担うための学識および能力を培い、自然環境に配慮しつつ文化の創造発展と人類の福祉に貢献することを教育研究上の理念とする。この理念に基づき、幅広く国際的な視野と知識を有し、専門領域に関する深い理解と洞察力のみならず、未知なる分野に果敢に挑戦する意志と他分野に関する理解と寛容を併せ持ち、さらに高度職業人としての高いモラルを持った人材を養成することを本専攻の人材養成目的とする。
応用理学専攻 応用理学専攻では、エネルギー分野における高度な学術の理論及び応用を教授し、文化の創造発展と人類の福祉に貢献することを理念とする。この理念のもと、巨大エネルギー供給源としての原子力技術に加えて水素エネルギーなどの新エネルギー源の開発、さらには環境に対する影響をも視野に入れた総合的なカリキュラムによって、最先端の技術開発に携わることのできる力を培うとともに、地球環境の視点からエネルギー問題を把握し、広く社会の要請に応えることのできる人材を養成することを教育研究上の目的としている。
光工学専攻 光工学および画像情報工学の分野における高度な学術の理論および応用に対して研究を通じて教育を行う。専門領域における深い学識および卓越した能力を培い、文化の創造発展と人類の福祉に貢献する。この建学の理念のもと、光工学および画像情報工学に関連する専門領域に合わせた独自のカリキュラムに従い、基礎となる部分の上に最先端の研究が位置しているという認識の下、基礎知識に関して重点をおいて教育する。その上で、高度な専門的知識を学び、指導教員による研究を中心とした個別指導によって研究に関する基礎的素養を高めるとともに、問題発見・解決能力を磨き、研究遂行能力を備えた人材育成を目指す。
工業化学専攻 工業化学専攻では、生命科学や応用化学の分野における文化の創造発展と人類の福祉に貢献することを目的とする。そのため、専門領域に合わせた教育研究指導を行い、高度な専門的学識や独創的研究開発能力を授け、研究者・技術者として活躍できる、独創性の高い研究開発能力や優れたコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、国際性を兼ね備えた人材を育成する。
金属材料工学専攻 金属材料工学専攻の教育研究上の理念・目的は、単なる知識や技術の修得だけでなく広い世界観、歴史観、人生観を備えた豊かな人材を育成することである。本専攻では、高度職業人として材料に関する諸問題を自ら発見し、自らの力で解決できる人材の育成を念頭に、材料工学に関する産業界の要望にも柔軟に対応できる有能な人材を養成することを教育研究上の理念および目的としている。
建築学専攻 建築学専攻においては、研究に関する基礎的素養と高度な専門知識を教授し、これからの国際社会に対応できる問題発見解決能力を有する人材を育成することを、教育・研究上の理念・目的とする。建築学の研究領域は、計画系、環境・設備系、構造系、材料・施工系というように多岐にわたる。本専攻は、この専門領域の特性に合わせて精選された独自のカリキュラムに従い、教育研究指導を行っている。また、修士論文のほかに修士設計を認め、インターンシップ制度による一級建築士受験実務要件認定を可能とするなど、学生の資質の向上を図るとともに、現代の社会状況に対応した教育を遂行している。
土木工学専攻 土木工学専攻は、土木工学分野における高度な学術の理論及び応用を教授研究し、深い学識および卓越した能力を培い、文化の創造発展と人類の福祉に貢献することを理念・目的とする。とくに、土木工学は人間生活に必要不可欠な工学のすべてを含むものであり、人類の福祉や防災性能を向上させる社会基盤に関連する非常に広い領域を対象とする。そのため、国際的な視野を持って、知の創造と承継と実践を目指し、複雑な課題にも果敢に挑戦し、問題解決することができる高度職業人を養成する。さらに、科学技術万能という考え方ではなく、全人的な人間形成も重視し、大学院教育にあたる。
機械工学専攻 機械工学専攻では、学部教育で修得した専門能力を基礎として、より高度な専門教育・研究活動を通して、機械工学を核とする多様な技術領域で技術の進歩に貢献すると共に、世界を舞台に活躍できる技術者・研究者を育成することを目的とする。なかでも、専門基礎教育や国際化のニーズに応えるための英語による講義を積極的に導入することにより、各自の専門分野における研究開発活動を支える確かな技術力を付与すると共に、世界に向けて技術発信を行える国際性や表現力を教授することに重きを置く。
航空宇宙学専攻 航空宇宙学専攻では、航空機に関わる工学やロケット、人工衛星に関わる工学の分野に加え、地球を取り巻く宇宙の科学を含めた理学の分野にまたがる高度な学術の理論および応用を教授研究し、高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識および卓越した能力を有する職業人を養成することを本専攻の理念・目的とする。また、「エンジニアとしてのセンス」を体得し、「情報処理解析の技術力」と「工学的実験計測の技術力」を身に付け、「専門的知識と論理的考察能力」を兼ね備えた人材を養成する。さらに、知識・技術の修得のみならず、国際的な視野を持つ豊かな人間性を兼ね備えた人間形成も重視し、大学院教育にあたる。
医用生体工学専攻 医用生体工学専攻は、学部での教育で培った一般教養と医学・工学の学際知識・実習体験を基に、医工連携体制の下、より高度で専門性の高い研究・教育を行うことで、先端医療機器の開発をはじめ現在の医療に山積する、医療費、少子高齢化、生命倫理等の諸問題解決への貢献を目指す。そのために、工学的研究対象としての生体の特殊性を深く理解し、基礎科学や各種要素技術を適切に応用でき、指導的役割をもって企業、病院等で直接的、間接的に医療に貢献できる人材を養成する。さらに、臨床工学技士有資格者に対しては、医療現場で先端技術に対応できる高度な知識力・技術力を養う。
情報通信学研究科 情報通信学専攻 世界的に熾烈な競争下にある情報通信分野において、国際的にも通用する深い学識と卓越した技術力を有する人材を育成することを教育研究上の目的とする。教育研究の対象とする中心的な学問分野である、情報メディア学、組込みソフトウェア工学、経営システム工学、通信ネットワーク工学の何れかの専門分野を中心に学修及び研究を行う。また、他の関連分野を横断的に学ぶことができる教育課程を編成することにより、専門分野に関する高度な専門知識と技術力に加え、幅広い関連知識を有する研究者及び技術者として、高度な情報通信分野の研究・開発、技術の高度化・高品質化を担う人材を育成する。
海洋学研究科 海洋学専攻 海洋は地球全体の環境や気候を制御する重要な要素であると同時に膨大な資源を蓄え、人間生活に密接に関わっている。海洋学研究科は海洋に関わる自然科学のみならず、人文科学、社会科学をも含む幅広い学問領域を教育研究対象として、地球環境の保全、海洋資源の持続的利用など、海洋に関する諸問題の解決に資することを目的としている。この目的に基づき、海洋に関する広範な専門的知識を習得し、それを有機的に結び付ける実践的な能力を習得させ、海洋に関する諸問題の発見/解決へと導くコーディネート能力を持ち、持続可能な文明社会の実現に貢献できる人材を育成する。
医学研究科 医学研究科の教育研究上の理念・目的は、高い専門性と強い研究志向を持ち、社会の指導的立場を果たすための良識と倫理観を持つ医学および生命科学分野の研究者、専門医、ならびに医学・生命科学分野の研究に様々な役割を担う専門家、職業人を養成することである。
先端医科学専攻 先端医科学専攻の教育研究上の理念・目的は、高い専門性と強い研究志向を持ち、社会の指導的立場を果たすための良識と倫理観を持つ医学および生命科学分野の研究者、専門医を養成することである。臨床医学に具体的に還元する研究テーマをすすんで作り上げていくことも大きな使命であり、研究推進と専門医取得のための教育を同時進行するための先進的な教育プログラムも提供する。
狭い専門分野にとらわれることなく、医学と生命科学全体を思考でき、自由な発想に基づいた研究を推進できる研究者および臨床各分野の専門医を育成する。
医科学専攻 医科学専攻の教育研究上の理念・目的は、高い専門性と強い研究志向を持ち、医学・生命科学ならびに必要とされる境界領域において、様々な役割を担う専門家、職業人を養成することである。さらに、臨床医学に具体的に還元する研究テーマをすすんで作り上げていくことも大きな使命と考える。
基礎段階の研究デザイン・立案ができ、現代の医学に関する基礎的教養と必要な研究方法を身に付け、かつ生命倫理・科学研究倫理に関する健全な見解、グローバルな語学力を兼ね備えた人材を養成する。人文系出身者が医学領域で活躍できるフィールドを開拓することも重点課題とする。
健康科学研究科 近年の保健医療福祉をめぐる情勢は、医療技術の高度化、家族形態の変化、経済状況の影響を受け、複雑化、多様化している。そのため保健医療福祉の従事者には、より高度で総合的な専門的知識と技術、豊かな人間性が求められる。看護学専攻と保健福祉学専攻からなる健康科学研究科は、理念としては、看護、福祉各領域の専門性を活かしつつその壁を乗り越え、総合的な視野に立った保健医療福祉サービスの統合を目指し、その実現のため実践の場では指導的な役割を担う専門職者の育成と、高等教育機関においては高度専門知識を備えた教育研究職者の育成を目指す。
看護学専攻 近年の保健医療福祉に関する社会のニ-ズは複雑化、多様化しており、それに伴って看護の役割と機能は広範囲となり、それぞれの看護分野における知識と技術は高度な専門性を必要とされるようになった。看護学専攻修士課程はこれらの社会的要請に応えられる教育として、看護学の発展に寄与するための研究能力の育成、実践の場に必要とされる高度の専門的知識・技術の育成、保健医療福祉に関する国際的な視野の育成、研究や実践におけるチーム連携能力の育成を目指す。
保健福祉学専攻 人口の高齢化と少子化、家族形態の変化、グローバライゼーションによる人の移動や経済の急速な変化がもたらす社会の多様性など、今日、日本社会が直面している問題は多岐にわたっている。このような諸課題に対応するために保健福祉学専攻修士課程では、社会福祉、保健、医療を統合した学際的な研究の遂行、専門職としての理論と技術を統合し実践の場に生かせる実践家の養成、また高等教育における対人援助専門職者養成を担う教育者の育成を目指す。
産業工学研究科 現在、個々の科学分野がめざましく進展するとともに、先端技術や製品開発において、諸分野の知識がさらに結集されるようになり、こうした学際性はますます重要になっている。すなわち、諸科学にはさらなる専門性が求められ、技術者には周辺分野をも視野に入れた学際性が求められている。そこで、産業工学研究科は、専攻構成として「融合型」の専攻群を用意し、高度の専門的職業人の養成を目指し、専門性と学際性の両面を素養として持つ、複眼的な思考力を身につけた人材を育成することを目的としている。
生産工学専攻 現在の産業界においては、工場で部品・製品を製造する生産産業、コンピューターに関連する情報産業、野外で建物・構造物を造る建設産業が高い割合を占めている。生産工学専攻は、そのうちの生産産業に寄与できる高度な専門的職業人の養成を目的とする。専門分野は機械工学と電気電子工学の二つを中心としたカリキュラムを編成している。製造産業は、材料を機械で加工する業態であり、機械の多くはロボット化されており、その基本は制御工学にある。生産工学専攻においては「機械制御工学」を中核的な科目として学び、さらに「エネルギー」「材料」「機械加工」の三つの分野を学ぶことを通して産業界の実情に即した複眼的で視野の広い実践的な技術者の育成を行う。
情報工学専攻 産業現場や社会活動のあらゆる場所においてコンピュータが存在し、コンピュータ同士が自律的に連携して、人間の生活を支援するユビキタス社会を支えるのが情報工学であり、従来に増してその役割は重要になっている。情報工学は、ハードウェア系の学問とソフトウェア系の学問が有機的に結びついて体系化されている。情報工学専攻は、情報工学の基盤となるカリキュラムを幅広く配置し、「ハードウェア技術」あるいは「ソフトウェア技術」のどちらかを重点的に、あるいは両者をバランスよく教育し、実践的技術者として活躍できる人材の養成を目指している。
社会開発工学専攻 社会開発工学専攻の専門分野である建築学と土木工学(都市工学)の共通点は、第一に、「造る」ことを通して“社会の開発”に貢献していることであり、第二に、国際的理念「持続可能な開発」の実現に向けて、環境を「守る」役割が強く求められていることである。そのため本専攻では、建築・土木というこれまでの縦割り分類を止め、「造る」「守る」との観点から科目群を見直して、横断的なカリキュラムを編成している。「造る」「守る」のうち一方を重点的に学び、また他方を副次的に学ぶことを通して、産業界の実情に即した複眼的で視野の広い実践的技術者を育成する。
農学研究科 農学専攻 生命科学の急速な進展により、開発された先端技術を理解し、応用できる幅広い知識と高度な技術とを習得した人材が求められている。このような要請に鑑み、農学研究科農学専攻では、生物の多様な機能を理解し、生物生産及び生命科学領域に貢献しうる高度な専門性と総合性を併せ持つ学際融合的な研究者・技術者の育成を目標として、生物がもつ多彩な生命現象の仕組みや原理を解明するとともに、生物生産を中心に環境保全や食の安全性など、人類の福祉向上に寄与できる、基礎から応用まで密接に連携させる教育・研究を実践する。
国際地域学研究科 国際地域学専攻 国際地域学研究科では、国際理解と地域貢献という両方の感覚を持ち合わせた人材養成をめざし教育・研究がすすめられている。ここでは、「国際化」・「地域化」・「情報化」という3つのキーワードを軸に、人文・社会科学的視点を背景とした理論研究や国内外の地域研究が学際的アプローチで展開されている。必ずしも研究者養成を主眼とするものではなく、国際機関、NPO・NGOなどで指導的役割を発揮する人材、さらには教育・行政・産業など各界で幅広く活躍し得る人材など、国際社会や地域社会の活性化に寄与する高度な専門的職業人を世に輩出することを目指している。
理工学研究科 科学技術の進展は、豊かで快適な暮らしを可能にした反面、人類を含むあらゆる生物の生存基盤を危うくするほどまで地球環境に深刻な打撃を与えている。科学技術はこれまでの効率向上第一の姿勢から、地球環境の保全及び持続可能な社会の構築を重視する方向へ転換を余儀なくされている。このような社会環境の変化に鑑み、地球規模の諸問題に積極的に取り組み、人と社会と自然が共生できる新しい文明社会の実現に貢献することを理工学研究科の理念・目的とする。また、自然環境や食糧供給面における北海道の特性を活かして、専門技術を駆使して学際的な研究に処することができ、研究活動を通じて積極的に社会貢献を果たすことのできる人材を養成する。
環境生物科学専攻 21世紀の科学は、生物多様性と持続・循環型環境保全、環境と生物のかかわり、遺伝情報、食糧確保にかかわる分野に展開すると考えられる。環境生物科学専攻の教育研究はその一端を担おうとするものである。生物理工学部の海洋生物科学科と生物工学科の教育と研究をさらに高度なレベルまで発展させ、環境と生物資源の課題に取り組む専門技術者を育成することを目的とする。高度専門技術者にとって不可欠な理論展開・構築のための考え方や実践的知識、科学や技術に携わるものに必要な倫理的態度を身につけ、問題発見・解決ができる人材を育成する。

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