尚絅大学・尚絅大学短期大学部との包括協定に基づく活動についての中間報告会を開催しました

九州キャンパスでは、包括協定を結んでいる尚絅大学・尚絅大学短期大学部との連携活動に関する中間報告会を、1月29日に尚絅大九品寺キャンパスで実施しました。協定は、教育・研究活動全般における交流と連携を推進し、相互の教育・研究活動の進展に資することを目的としたもので、昨年7月に締結。研究・教育活動の協力や施設・設備の相互利用のほか、学生の実践的教育を兼ねたプロジェクトや地域住民に大学の知を還元する企画などを推進しています。中間報告会は、両大学の関係者がこれらの活動の進捗状況をあらためて把握するとともに、今後の連携促進につなげることを目的としています。

当日は、尚絅大学の森正人学長、本学の荒木朋洋九州キャンパス長(学長補佐)をはじめ両大学の教職員20名が出席。森学長、荒木キャンパス長のあいさつに続いて、尚絅大学の坂田敦子学長補佐が報告会の趣旨を説明。続いて尚絅大尚絅食育研究センターの守田真里子センター長と本学農学部バイオサイエンス学科の木下英樹講師が「アカデミック熊本弁当開発」について報告。特色ある地元産の食材を利用し、農学と栄養学的な解説文を添えたアカデミックな弁当をプロデュースし、地元デパートでの販売を目指す取り組みについて紹介しました。また、木下講師と尚絅大生活科学部栄養科学科の狩生徹准教授は、「デザートの開発」についても発表。熊本土産として有名なお菓子「陣太鼓」を製造販売する株式会社お菓子の香梅と協力し、弁当と同様に地元産食材を生かしたスイーツの開発を目指す活動について説明し、「香梅の協力でブルーベリーサンドやブルーベリーガレットの試作品も作成してきました。今後はこれら焼き菓子レシピの検討を進め、管理部門や担当者の役割分担調整、製造数や価格の決定といった課題をクリアしていく」と展望を語りました。

続いて、本学九州教学課入試広報担当の小田心一課長と尚絅大生活科学部の徳富芳子学部長が、両大学の教員が交代で講師を務め昨年10月から12月にかけて全9回実施した市民向け講座「東海大学&尚絅大学 農食サイエンスカフェ」の成果を報告。参加者の性別・年代といった傾向や会場で行ったアンケート調査で得た講座の感想などを披露しました。さらに、小田課長と尚絅大の坂田学長補佐が昨年12月2日に実施した熊本日日新聞社と本学が共催した第58回公開セミナーLet’s不思議!「食と健康を考える」での、農学部バイオサイエンス学科の永井竜児教授と尚絅大生活科学部栄養科学科の川上育代准教授による講演についても報告。講座の内容や参加者の声なども併せて紹介しました。

終了後には懇親会も実施し、両大学の関係者が今後の連携に向けて熱心に意見を交わしました。

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