広報メディア学科の学生グループが「神奈川産学チャレンジプログラム」で最優秀賞を受賞しました

文化社会学部広報メディア学科(文学部広報メディア学科※)の小泉眞人教授のゼミナールに所属する学生グループ2チームが、「神奈川産学チャレンジプログラム」(主催:社団法人神奈川経済同友会)で最優秀賞を受賞。昨年12月18日にパシフィコ横浜で表彰式に参加しました。同プログラムは、神奈川県内の大学と同会の会員が所属する企業、団体とが協同し、産学連携による学生の人材育成を目的とした課題解決型研究コンペ。参加企業が日常の経営課題の中から実践的な研究テーマを提示し、参加大学の学生チームが数か月をかけて研究テーマに取り組み、成果を企業にプレゼンテーションします。企業は提出された研究成果の審査を行い、優秀な研究案を表彰します。

今年度は20大学から1000名をこえる学生が参加しました。本学科で最優秀賞を受賞したのは、㈱神奈川銀行による「~貯蓄から資産形成へ~ 地域の皆さまの金融リテラシー向上と、資産形成に貢献できる神奈川銀行ならではの新しい取り組みを考える」に取り組んだ白子結菜さん(3年次生)、松岡萌さん(4年次生)、秋本純さん(同)、望月翔太さん(3年次生)、伊藤瑞恵さん(同)のチームと、SMBC日興証券㈱横浜支店による「学生にSMBC日興証券を就職先としてアピールするための施策」に取り組んだ米倉穂奈美さん(3年次生)、青木啓一郎さん(4年次生)、島田莉世さん(同)、松本寿和さん(3年次生)、豊田晴庸さん(同)の2チーム。白子さんらは高齢者を対象に、支店近くにある銭湯で金融用語がプリントされたタオルを配布し、その用語を使った川柳を募集するイベント『金融♨流(きんゆうせんりゅう)』を提案。米倉さんらは、SMBC日興証券への就職を志望する学生を増やすために、金融業界を身近に感じてもらう必要があるとして、ホームページのリニューアルデザインや金融入門パンフレットの作成などの必要性をプレゼンテーションしました。

白子さんは、「神奈川銀行の34支店すべてを回り、働く人や利用者の様子を調べてきました。利用者の多くが高齢者にもかかわらず、金融リテラシーを高められるようなイベントが少ないことに着目し、高齢者でも親しみやすい銭湯と川柳をテーマにしながら、金融用語を知ってもらえるイベントを考案しました。最優秀賞を受賞できるとは思ってもいなかったので、聞いたときは驚きました」と語り、米倉さんは、「企業からのテーマが大学生とも関係の深い就職活動だったこともあり、東海大生に『金融業界に対するイメージ』についてアンケートをとったり、就職活動を追えた先輩に意見を聞いたりもしました。産学チャレンジに応募をしてみたいと思い、毎年参加している小泉ゼミに入ったので、最優秀賞は本当にうれしい」と笑顔を見せていました。

また、本年1月21日には湘南キャンパスで同じく産学チャレンジで入賞した学生グループ(指導教員:亀岡京子教授)との交流会も開催し、お互いの研究成果を発表し合いました。指導に当たる小泉教授は、「毎年産学チャレンジには応募していますが、2チームが最優秀賞を獲ったのは初めてです。今年度は、学生間のコミュニケーションがよくとれていたこともあり、研究内容もよくまとまっていたと思います。また、政治経済学部との交流会を通して、発表内容やそれぞれの課題に向けてどのようなアプローチをとったのかを共有することができました。今回の経験を学生時代はもちろん、卒業後にもいかしてもらいたい」と語っています。

※東海大学文学部は、2018年4月から文学部と文化社会学部の2学部に改編され、広報メディア学科は文化社会学部を構成する学科となりました

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