広報メディア学科の学生がリモートで取材・編集した番組が放送されます

文化社会学部広報メディア学科(文学部広報メディア学科)※の学生たちが、今学期の遠隔授業でも使用されているWEBビデオ会議システムを活用して番組制作を行いました。五嶋正治教授が担当する「映像制作」などの授業を受講する学生たちが制作したドキュメンタリー番組『ミネスタウェーブ特別番組~今、私たちが出来る事・伝えられる事~』が、7月1日から湘南ケーブルネットワーク、J:COMかながわセントラル他、全国15局でオンエアされます。

本学科では、学生によるテレビ番組の制作をはじめとするメディア実践教育活動を展開しており、学生制作番組「ミネスタウェーブ」と「東海 Book Café」を隔月で制作、ケーブルテレビ局で放送してきました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、5・6月は過去に制作した番組の再放送となりました。5月11日から春学期の授業が始まり、オンラインで「映像制作」などの授業を受講している学生たちが、授業を通して培ったノウハウを生かしてリモートでの番組制作を開始。過去の番組に登場した「車いすバスケットボール」の石川丈則さん(パラ神奈川スポーツクラブ)、「移動スーパーとくし丸」の川口倫史さん、高齢者向けの弁当配達サービスを展開する「配食のふれ愛」の反町弥生さんに、外出自粛が要請されている状況下での生活や仕事をするうえで心がけていること、以前の生活に戻ったらやりたいことなどをWEBビデオ会議システムを使って取材。自宅での編集作業を経て各局へ配信しました。

リーダーの小佐野迅弥さん(2年次生)は、「番組制作を考え始めた5月ごろから各テレビ局がリモート収録した番組を放送し始めたので、良いところを参考にしながら構成を考えました。これまでと違い、過去の映像を再編集し、授業で使っているWEBビデオ会議システムなどを活用し、直接会って取材出来ない部分を補いました」と振り返っています。総合プロデューサーの松浦知里さん(2年次生)は、「キャンパス内のスタジオに集まって制作していた時とは異なり、各自が自宅で作業をしなければならなかったので、情報をきちんと共有できるよう細かく連絡を取ることを心がけました」と話しています。

また、完成した番組について総合ディレクターの橋本紗紀さん(同)は、「リモート収録に出演してくださった3人の方々の前向きな姿や笑顔を多く映すことで、番組を見る人がコロナ禍の不安を少しでも忘れることができれば嬉しいです」とコメントしました。これまでの番組とは異なり、WEBビデオ会議システムを使ってインタビューする学生の姿も映し出されており、広報担当の河原理紗さん(3年次生)は、「各テレビ局の視聴者の方々に、出演者の笑顔と、困難な状況を乗り越えて番組制作に挑む学生の姿を見てもらえれば」と語っています。

【放送局】
湘南ケーブルネットワーク(神奈川県平塚市)、本庄ケーブルテレビ(埼玉県本庄市)、西軽井沢ケーブルテレビ(長野県御代田町)、ケーブルテレビ(栃木県栃木市)、蕨ケーブルビジョン(埼玉県蕨市)、八戸テレビ放送(青森県八戸市)、狭山ケーブルテレビ(埼玉県狭山市)、一関ケーブルネットワーク(岩手県一関市)、佐久ケーブルテレビ(長野県佐久市)、瑞穂ケーブルテレビ(東京都西多摩郡)、J:COM かながわセントラル(神奈川県横浜市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市)、J:COM 小田原(神奈川県小田原市)、 J:COM 町田川崎(東京都町田市、神奈川県川崎市)、J:COM 相模原大和(神奈川県相模原市、大和市)、J:COM 秦野・伊勢原(神奈川県秦野市、伊勢原市)

※東海大学文学部は、2018年4月から文学部と文化社会学部の2学部に改編され、ミネスタウェーブを制作する広報メディア学科は文化社会学部を構成する学科となりました。