工学部機械工学科の学生が日本機械学会とアメリカ機械学会のジョイントの国際会議「ISPS/MIPE 2018」で研究成果を発表しました

工学部機械工学科4年次生の玉田麻樹雄さんと神村豪さん、大学院工学研究科機械工学専攻1年次生の仲野駿佑さん(指導教員=工学部機械工学科・砂見雄太講師)が、8月29日から30日までアメリカ・カリフォルニアで開催された国際会議「T Information Storage and Processing Systems and Micromechatronics for Information and Precision Equipment (ISPS/MIPE 2018)」で研究成果を発表しました。同学会は情報機器、情報の蓄積・解析や加工、精密加工技術に関する学会で世界各国から研究者が集いました。

学生たちは口頭発表部門に参加。玉田さんは、ロール・ツー・ロール技術を使ってPDLLAというポリ乳酸を使ったナノシートを大量生産し、引張りや膜厚の特性を計測した成果を発表。神村さんは、多孔質ナノシートをロール・イン・プリント法で作製するための最適条件を解明する研究の成果を発表しました。また仲野さんは、ナノシートと皮膚の間で生じる摺動摩擦特性に関する研究成果を報告しました。

学生たちは、「日本だけでなくさまざまな国の学生の研究発表を見て、意見交換する機会もあり、研究へのモチベーションが高まりました。砂見講師の研究室には、企業や他学部・学科との共同研究も多く、社会に出てから大切になる能力が身につくだけでなく、学生が希望すれば海外の学会で発表のチャンスをもらえる環境があります。今回の学会も大きな刺激になりました」「聴衆は大学の研究者ばかりだったので緊張しました。発表は無事に終えられましたが、自分の知識不足を痛感しました。この学会での反省や得られた知見を今後の研究にしっかり反映したい」と成果を語っていました。

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