材料科学科が「入門ゼミナール2」で形状記憶合金の実験を行いました

工学部材料科学科では、1年次生を対象にした導入科目でゼミナール形式の授業を取り入れています。「入門ゼミナール2」は、本学科に所属する新入生を対象とした材料に関する最も基礎的な入門科目の一つ。2年次生から始まる本格的な実験や研究の課題を見つけることを目的としています。12月14日には葛巻徹教授の指導のもと、約25名の学生が形状記憶合金の性質研究と製作実験を行いました。

今回の授業では、クラスを前半後半に分け、形状記憶合金について湘南キャンパスの図書館やコンピュータ室で調べる作業と、実際に形状記憶合金素線を加工する科学実験を実施。ト音記号の形や丸型など、それぞれ形をつけた形状記憶合金素線を実験室の機材で加工して形状記憶合金が完成すると、学生たちからは驚きの声が上がりました。学生からは、「形状記憶合金がどういうものかは前回の授業で調べましたが、実際に製作してみるのは初めてでとても興味深かった」といった声が聞かれました。葛巻教授は学生に向けて、「形状記憶合金を商品に使用する際は、何百回と耐久実験が行われます。また、ニーズに応じてさまざまな形の合金が加工されるので、どんなものがあるのか調べてみてください」と話しました。

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