大学院工学研究科機械工学専攻2年次生の永島さんが日本塑性加工学会伸線技術分科会研究集会の奨励賞を受賞しました

大学院工学研究科機械工学専攻2年次生の永島英敏さん(指導教員=工学部精密工学科・吉田一也教授)が、12月1日に開催された日本塑性加工学会の伸線技術分会研究集会で奨励賞を受賞しました。この分科会は、100社を超える企業や約20の大学が参加しているもので、研究集会には企業や大学の研究者が応募した研究の中から一次審査で選ばれた7件のみが発表が許可されます。奨励賞はその中から35才以下の研究者による最優秀発表に贈られるもので、今回は5件の中から永島さんが選ばれました。

永島さんは、ワイヤーやコイルバネなどに幅広く使われている高炭素鋼線の新しい加工技術を研究。高強度と粘り強さ(靱性)を両立させる加工技術について発表しました。永島さんは、「学部生の時から3年間、日々試行錯誤しながら続けてきた研究が評価され、続けてきてよかったと感じています。材料加工技術は社会のさまざまな分野に貢献できる分野であり、研究を通して幅広い視点から見る力がついたと感じています。卒業後は企業に就職しますが、ここで学んだことや経験を生かしたい」と話しています。

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