清水学園付属幼稚園で、「科学実験教室」を開催しました

工学部応用化学科では、2月27日に平塚市の清水学園付属幼稚園で、「科学実験教室」を開催しました。秋山泰伸教授と教職課程を受講している本学科の学生有志26名が講師を務め、園児に科学の魅力を伝えるとともに、将来教員を目指す学生たちに教育現場での実地経験を積んでもらおうと実施したものです。

当日は園児や保護者ら約130名が参加。秋山教授による液体窒素を使った科学実験ショーでは、冷却した花やゴムボールに力を加えて粉々にすると、園児からは大きな歓声が上がりました。学生たちは、「片栗粉と水を混ぜてつくる『底なし沼』」、「ペットボトルとアルコールを使って雲を発生させよう」など6つの実験ブースを用意。巨大なシャボン玉を作るブースでは、園児がその中に入り、保護者が記念撮影する姿もありました。参加した園児は、「ゴムボールが床に落ちると粉々になって、びっくりした」「お兄さん、お姉さんが優しく教えてくれて、とても楽しかった。ぼくも大きなシャボン玉を作りたい」と笑顔を見せていました。保護者からは、「子どもたちは理科の実験を食い入るように見ていました。慣れ親しんだ幼稚園で、子どもたちが理科に興味を持つきっかけをつくってくれて感謝しています」と話していました。

学生たちは、「園児にも楽しんでもらえるように、わかりやすい言葉を選んで説明しました。質問もたくさんしてくれて、教員を目指す中でよい経験になりました」「科学に興味を持ってもらうことを重視して内容を考えてきました。楽しんでもらえてほっとしています」と話し、秋山教授は、「中高生の理科離れが問題視される中で、幼いころから科学に親しみを持ってもらうことは大切です。学生にとっても、年齢の離れた子どもたちに接しながら日ごろの学びを伝える魅力や難しさを体感したはず。この体験を将来に生かしてほしい」と語りました。

清水幼稚園科学実験教室1_525.jpg

清水幼稚園科学実験教室2_525.jpg

清水幼稚園科学実験教室3_525.jpg

清水幼稚園科学実験教室4_525.jpg

清水幼稚園科学実験教室5_525.jpg