大学院生が高分子学会年次大会で受賞しました

2017年07月10日

大学院工学研究科応用理化学専攻1年次生の瀧本駿さん(指導教員=工学部応用化学科・マイクロナノ研究開発センター 岡村陽介准教授)が、5月29日から31日まで千葉市・幕張メッセで開かれた「第66回高分子学会」で優秀ポスター賞を受賞しました。高分子科学に携わる研究者・技術者が最新の研究成果を発表し、コミュニケーションを図る場として毎年開催されているもので、特に優秀なポスター発表を行った参加者に同賞が贈られます。

瀧本さんは、表皮の止血だけでなくさまざまな臓器の治療に役立つ「超薄膜のばんそうこう」の研究に取り組んでいます。これまでの研究では、厚さ100nm程度(1 nmは10億分の1 m)の薄膜を層状に貼り合わせたものの中に止血剤のたんぱく質を封入し、外部から押すことで実際に放出させることに成功してきました。今回の発表ではさらに、外部から押す際の圧力とたんぱく質の放出量を計測し、止血に充分な量が放出されることを実証しました。今後、動物への適応も期待できる成果と考えられます。「国内の大きな学会への参加は今回が初めてだったため、受賞を聞いておどろきました。会場でも研究目的が明確で発表も分かりやすいと評価をいただいたり、今後の展開に向けたアドバイスを受けたりと、今後に向けて励みになりました。応用化学科では、さまざまな出身校の学生が混在しているだけでなく、ミュージシャンを目標としている人から公務員を目指す人まで、多種多様な学生がいて、多様な価値観を尊重することの大切さを学び、尊敬できる先生に出会うこともできました。今後は医学部の先生方のご協力を得て動物実験を行う予定ですが、こうした異分野の先生方や学生から多くのことを学べると思うと、今から楽しみでなりません」と話しています。

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