生命化学科の牟田神東さんが日本珪藻学会の最優秀発表賞を受賞しました

2018年11月26日

工学部生命化学科4年次生の牟田神東陽奈さんが10月27日、大阪狭山市で開かれた日本珪藻学会の第38回研究集会で最優秀発表賞を受賞しました。この賞は、同学会の大会と研究集会に参加した39歳以下の研究者の中から優秀な発表をした者に送られています。

牟田神東さんは、「海産管棲珪藻の群体構造分析」のテーマで発表しました。珪藻は単細胞の藻類で海や川、湖沼などに広く生育しています。そのうち、自らが生成した粘液性のチューブに埋在して生育する種類は管棲珪藻といわれており、海産のものについては形態学的な研究はあるものの、個々の細胞がどのようにくっついて群体を形成しているのかについては先行研究が少ないのが現状です。牟田神東さんは、東京海洋大学の藻類学研究室に外研生として所属し、この研究に従事。横浜市金沢区の野島公園と茨城県・大洗岬で採取した4種類のサンプルのうち2種類を光学顕微鏡で観察し、それぞれの群体の形成過程についての仮説を提示しました。

「高校生のころから興味があった珪藻に関する研究で賞をいただくことができて心からうれしく思いますし、今後につながる結果になったと感じています。最初はフィールドワークに慣れず、実験操作にも不安がある中での出発でしたが、東海大と海洋大学の皆さんの指導のおかげでここまでたどり着けたと感じています。生命化学科では、先生方が時には高校の基礎的な内容にも立ち返りながら丁寧に授業をしてくれるだけでなく、生命化学に関する幅広い分野を自分の興味関心に応じて学べる環境が整っており、先生のバックアップのもとで自由に自分の幅を広げられると感じています。また3年次の春学期から卒業研究に取り組むことができるのも魅力で、自分なりにテーマに食らいついていく力をより早い段階で養うことができる学科でもあると思います。珪藻は顕微鏡で見た映像が美しいのですが、それだけではなく珪藻土の中にも含まれ、住宅の壁やビールの濾過に利用されるなど、生活の身近な場所でも使われている生物です。その一方で研究はまだまだ進んでいないため、今後もより多くのサンプルを集めて少しでも成果を残していきたい」と話しています。

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