修士論文発表会・中間発表会と有志による学科同窓会を合同開催しました

大学院工学研究科金属材料工学専攻では2月20日に湘南キャンパスで、本専攻の修士論文発表会・中間発表会と工学部材料科学科卒業生の若手有志による学科同窓会を合同開催しました。本学科ではこれまでにも、卒業研究発表会に数名の卒業生を招き社会人の視点から学生の研究を講評してもらう取り組みを行ってきました。今回はより多くの卒業生からコメントをもらう機会を設け、在学生との交流のきっかけにもしようと企画したものです。

16号館1階16-101教室とG棟2階の学生実験室で開かれた発表会には、学生と卒業生約100名が参加。前半は2年次生による修士論文発表会を、後半は1年次生による中間発表会をポスター発表形式で行いました。各ブースでは、大学院生たちが卒業生にそれぞれの研究の概要や実験結果、今後の方針などを説明。研究の将来性などについて、卒業生と熱心に意見を応える姿が見られました。企画運営に携わった宮沢靖幸教授は、「幅広い分野で活躍する卒業生の姿を通じて学生たちは材料科学分野の幅広さを知り、卒業生にとってもネットワークを広げる機会になると思う。これから就職活動を迎える1年次生にとっては先輩の話を聞く良いチャンスでもあるので、今後も大学院生と卒業生が語り合う機会を積極的に設けていきたい」と語っていました。

院生たちは、「企業の視点から、実用性などについての鋭い質問が寄せられるなど、いつもとは違う良い緊張感の中、“将来性があるね”とほめられ自信につながる一面もあってとても有意義でした」とコメント。卒業生からは、「大学で行われている研究を通して、新しい分野を勉強できました。学生のころ指導教員から、“大学での本当の勉強はまだ解明されていない謎に挑む卒業論文にある”と教わっており、私自身もその大切さを実感してきました。それだけに、いまも伝統が受け継がれていることがうれしく、またその成果発表に卒業生の一人として参加できることを誇りに思います」との声も寄せられました。

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