建築学科が総合講評会「Super Jury Program Fall 2015」を開催しました

工学部建築学科では1月14日に湘南キャンパス17号館ネクサスホールで、総合講評会「Super Jury Program Fall 2015」を開きました。建築設計科目の優秀作品を一堂に集めて設計担当教員全員で講評し、本学科における設計教育の流れを確認する場として年に2度、一般公開形式で開催しているものです。学生にとっては授業担当以外の多くの教員から直接講評を受けられるほか、他学年の優れた作品を見ることでモチベーションアップや視野を広げることにつながっています。

1年次生から大学院生までが多数が参加した当日は、事前審査を経て6課題から選ばれた延べ37名の学生が発表しました。3年次生は「建築設計論2・同演習」の受講生が、第1課題「東海大学75周年記念館」で、学生、教職員と地域住民に開かれた公共空間を提案。第2課題「交差点をデザインする!」では、茅ヶ崎市のストリート文化を発信する複合コミュニティ施設のプランを発表しました。また、1年次生は「建築デザインⅡ・同演習」で取り組んだ「価値の転換 『コト』から生まれる『場』」をテーマに、湘南キャンパス8号館から13号館までの空間に設ける施設などの提案を報告。2年次生は「建築デザイン4・同演習」の課題で取り組んだ、「代官山の境界を発見し、引き算することで場を描く」と「ティーンエイジャーのための『図書館のようなもの』」、「境界のないイエ・ドアのないイエ」について課題の解釈や提案のコンセプト、特徴などを発表しました。

各発表の後には、各教員が見た作品の良いところや改善点、今後さらに成長していくために身につけてほしい視点などがアドバイスされました。当日の運営と司会を担当した杉本洋文教授は、「本学科の設計授業の課題は、学生が社会とどのようにかかわっていくのかを体系的に学べるように工夫されています。今回の講評会でも、学年を増すごとに学生が成長している姿から、その成果を確認できました。本学科では建築家として活躍している若手の卒業生が数多く授業の計画や運営に携わってくれる体制ができているのも良い点だと考えています。今後も学生同士が刺激しあい、成長できるプログラムを展開していきたい」と話しています。

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