KENKOセミナー「ひとのときを、想う。JT ~吸う人と吸わない人が共存できる社会の実現を目指して~」を開催しました

健康学部では12月5日に湘南キャンパスで、2019年度第1回KENKOセミナー「ひとのときを、想う。JT ~吸う人と吸わない人が共存できる社会の実現を目指して~」(主催:健康学部 共催:KENKOプロジェクト)を開催しました。本学では全学的なQOL向上と健康づくりを目指す「KENKOプロジェクト」を推進しており、昨年度からKENKOセミナーを開催しています。健康学部は禁煙を推奨していますが、今回は、本学の喫煙所設置にご協力いただいている日本たばこ産業株式会社(JT)渉外企画室の3名を講師にお招きし、たばこ販売企業としての喫煙マナー向上や分煙への取り組み、各種社会的活動について伺い、学内における今後の環境改善について参加者とともに考えることを目的としました。本学部の学生や教職員のほか、留学生ら約70名が参加しました。

第1部ではJTの山本泰治郎氏(たばこ事業本部渉外企画室課長)が東海大学のイメージや自身の仕事について説明。その後、JTの歴史を紹介した宮村香也子氏(同課長代理)は、「日本のブランドというイメージが強いかもしれませんが、世界シェア3位を誇り、タバコ以外にも医療事業や加工食品事業などにも取り組んでいます」と語りました。タバコは定価で販売されていることや未成年には宣伝しないといった業界の自主規制があることにも触れ、「JTは吸う人と吸わない人の共存できる社会の実現に向けて取り組んでいます」とまとめました。続いて登壇した半田康祐氏(同)は、JTには15支社に約400名の分煙コンサルタントが常駐しており、企業などから依頼を受けて、分煙に向けて無償でアドバイスしているといった現状を紹介。受動喫煙対策を強化する改正健康増進法の一部が7月1日に施行され、学校や病院、行政機関の敷地内が原則禁煙となったことを受けて、「分煙コンサルの依頼は2018年まで年間3000件ほどでほぼ横ばいでしたが、今年は急増しており、9月時点で9000件を越えています」と話し、改正健康増進法の内容や分煙の方法などについて詳しく解説しました。

第2部では講演を聞いた参加者が、学内の喫煙環境や今後の環境改善に向けて必要な取り組みを話し合いました。学生からは、「改正健康増進法が一部施行され、学内の喫煙所の数が減りましたが、もともと喫煙所があったところで今も吸っている人が多く見受けられます。今後もマナー向上に向けた取り組みをしていきたい」といった声が聞かれたほか、ロシアからの留学生らが自国のタバコ事情を紹介。教員がタバコの害や今後の展望、学生への期待を語るなど、熱心な議論を展開しました。

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