芸術学科音楽学課程「第47回定期演奏会」を開催しました

教養学部芸術学科音楽学課程では、昨年12月21日に横浜市にある神奈川県立音楽堂で「第47回定期演奏会」を開催しました。日ごろの学びの成果を披露しようと毎年この時期に開いているもので、教員の推薦を受けた学生やオーディションを勝ち抜いた学生が、トランペットやヴァイオリン、サクソフォン、ピアノなどの独奏や、箏とマリンバの二重奏、ヴィオラ・ダ・ガンバの合奏といったさまざまな演目を披露。「合唱」の授業を履修している学生たちも「芸術学科音楽学課程混声合唱団」として『さびしいかしの木』や『雨ニモマケズ』を歌うなど、1年次生から4年次生までが出演し、地域住民や保護者ら約200名を楽しませました。

サクソフォン独唱でステージに立った平手渚さん(4年次生)は、「初めての出演だったので緊張もありましたが、とても楽しく演奏することができました。普段はほかの楽器について学んでいる学生の演奏を聴く機会はあまりないので、出演者全員から刺激を受けました」と振り返ります。ピアノ独奏を披露した亀山鴻伸さん(同)は、「ピアノは弾き方によって音の余韻の出方が違うので、本課程の余村聡二郎先生(非常勤講師)からは”一般の人が聴いていない音まで意識して演奏するように”と指導を受けてきました。今回の演奏会ではこれまで教わってきたことを発揮できたと思います」と話しました。

出演者、演目は以下の通りです。
【独唱】
井内英里(4年次生) V.ベッリーニ:歌劇『カプレーティ家とモンテッキ家』より「ああ、幾たびか」
及川あゆみ(4年次生) J.シュトラウスII:歌劇『こうもり』より「侯爵様、あなたのようなお方は」
【トランペット独奏】
伊左治航(3年次生) E.エワゼン:「トランペットとピアノのためのソナタ」より
【ヴァイオリン独奏】
背古菜々美(4年次生) J.ブラームス:「ヴァイオリン協奏曲二長調」 op.77 より
【サクソフォン独奏】
平手渚(4年次生) L.E.ラーション:「サクソフォン協奏曲」より
【フルート独奏】
髙木えな(4年次生) A.ジョリヴェ:「リノスの歌」
【ピッコロ独奏】
星野ゆり(4年次生) G.パウル=アグリコール:「雨が降るふる、羊飼いの娘さんによる幻想曲」
【ピアノ独奏】
宮澤理都(3年次生) リスト:「巡礼の年第2年」より’ペトラルカのソネット第104番’
広島まみ(3年次生) J.ブラームス:「ラプソディー 」op.79-2
亀山鴻伸(4年次生) L.v.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 op.109 より
【マリンバ】清水友貴(3年次生)
【箏】江川紗英(3年次生) 石井眞木:「漂う島」
【ガンバ合奏】A.ホルボーン:パヴァーヌ、ガイヤルド、アルメイン 他
【混声合唱】芸術学科音楽学課程混声合唱団(指揮:大沼徹、pf.:大塚耕祐(大学院芸術学研究科1年次生)) 木下牧子「さびしいかしの木」、千原英喜「雨ニモマケズ」他

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