「東海大学教養学部芸術学科音楽学課程専攻生によるGraduation Concert」を開催しました

教養学部芸術学科音楽学課程では、2月28日に海老名市文化会館ホールで「東海大学教養学部芸術学科音楽学課程専攻生によるGraduation Concert」を開催しました。本課程を卒業する4年次生と今年度で退任する二宮洋特任教授を送り出そうと学生たちが企画したものです。当日は、卒業生を含む約60名が出演。開演前のロビーコンサートに始まり、ソロステージ、アンサンブルステージ、スペシャルオーケストラステージの3部構成で、さまざまな楽曲を披露しました。

企画立案者の一人である長友麻佑さん(3年次生)は、「例年この時期に学生有志が卒業コンサートを企画しているので、私たちもアンサンブルをやりたいと思い参加者を募集しました。さらに、二宮先生が今年度で退任されることもあり、みんなでサプライズをしようと呼びかけたところ、こんなにも大勢の学生と卒業生が集まってくれました」と振り返ります。第3部では、二宮教授の編曲・指揮による交響詩『ローマの松』より「アッピア街道の松」を出演者全員で演奏。さらに、アンコールとして『ラデツキー行進曲』を披露したあと、サプライズで『ユー・レイズ・ミー・アップ』(ケルティック・ウーマン)を奏でました。長友さんから花束を手渡された二宮教授は、「リハーサルは3回行いましたが、全員そろったのは今日が初めてです。ぶっつけ本番でしたが、誰一人欠けても今日の演奏はできなかったと思います。音楽は、勉強している学生だけのものではなく、皆さんのものです。これからも皆さんと音楽を分かち合えれば幸いです。私は東海大学を去りますが、残った学生たちをご支援ください」とあいさつすると、会場から大きな拍手が送られました。

芸術学科主任の磯部二郎教授は、「毎年学生たちがタイトルを変えながら卒業コンサートを開いてきましたが、卒業生も参加してこれほどの規模で実施したのは初めてです。36年にわたって学生たちを指導してくださった二宮教授のお力だと思います。素敵なステージになりました」とコメント。長友さんは、「『ユー・レイズ・ミー・アップ』は先生にばれないようにみんなで練習してきました。芸術学科の学生だけでなく、卒業生や吹奏楽研究会や管弦楽団の学生たちも協力してくれたおかげで成功できたと思います」と語りました。

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