教養学部と芸術学科デザイン学課程の池村ゼミが「安否確認訓練優秀賞」を受賞しました

教養学部と本学部芸術学科デザイン学課程の池村明生教授のゼミナールがこのたび、「安否確認訓練優秀賞」を受賞しました。東海大学では地震等の災害発生時に学生や教職員が自らの安否情報をアプリやメールで連絡できる「安否確認システム」を導入しており、教職員は毎月、学生は2カ月に1回の頻度で安否確認訓練を実施しています。今回は、10月11日の訓練において、前回の訓練から回答率が最も増加した教養学部と、訓練への参加を呼びかけるプロモーション活動を展開した池村ゼミが優秀賞を受賞。山田清志学長から、戸谷毅史学部長と池村教授に表彰状が授与されました。

「安否確認システム」は、震度6弱以上の地震発生時に昼夜休日問わず大学から「安否確認メール」が送信され、学生や教職員がスマートフォンのアプリまたはメールで自身の安否と居場所を知らせるものです。災害時に安否や所在地を迅速に確認できるシステムとして期待されていますが、全学的な平均回答率が約30%に留まっている現状を受け、情報技術センターの長幸平所長(情報理工学部教授)が代表を務める「安否確認システム運用ワーキング」が啓発活動を検討。今年度から地域連携活動などで企画運営の実績がある池村ゼミが協力することになりました。池村ゼミでは、全学的なプロモーションに向けた試験として、教養学部のみを対象に啓発活動を実施。湘南キャンパス10号館にゼミに所属する安藤梨佐さん(3年次生)がデザインしたオリジナルキャラクター「ブジデッカー」のパネルを設置し、回答を呼びかけるチラシ入りのポケットティッシュを5日間配布しました。その結果もあり、8月の訓練では16.1%だった回答率が41.6%に増加しました。

プロジェクトリーダーを務めた鈴木慶太さん(同)は、「取り組みを評価していただけたことはとてもうれしく感じています。しかし、学部全体の回答率はまだ半数に満たないので、今後も継続して呼びかけていく必要があります。これからはほかのキャンパスや学部とも連携して、新しいプロモーションの方法を考えていきます」と語っています。

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