神奈川県松田町の地域づくりをテーマにした学習会を開催しました

教養学部人間環境学科自然環境課程の岩本泰准教授のゼミナールでは10月8日に湘南キャンパスで、神奈川県松田町の地域づくりをテーマにした学習会を開催しました。総務省の平成31年度「関係人口創出・拡大事業」に採択された松田町から岩本准教授が依頼を受け、ゼミ生とともに同町のまちづくりや地域活性化案を検討することとなりました。今回の学習会は、自治体によるこれまでの取り組みや、移住を促進するNPO団体の活動状況などを学生が学び、今後の企画案検討に生かそうと開催したものです。当日は岩本ゼミの学生8名と、本課程の藤吉正明教授のゼミ生7名が参加しました。

初めに、神奈川県政策局自治振興部地域政策課地方創生グループの根本忠治氏が登壇し、2010年から15年の間で、県西地域と三浦半島地域を中心に9市11町1村で人口が減少していることに触れ、移住に伴う不安を解消するために取り組んでいる動画配信やセミナーなどについて紹介しました。続いて、都心部以外の移住希望者の支援を行う「NPO法人ふるさと回帰・循環運動推進・支援センター」相談員の柳沢寿樹氏が、この10年で移住相談者数が大きく伸びていることや、人気の移住希望地ランキング、神奈川県が人口増加を目指す際の課題などを紹介しました。最後に、松田町定住少子化担当室の重野寿利氏と青山由里氏が登壇し、町内の人口減少が続いていることで、消滅可能性都市に指定されている現状を報告。定住者増加の第一歩として取り組んでいる「関係人口創出・拡大事業」では、都心部在住の20、30代をターゲットとしたワークショップやリカレント教育などの事業を展開していることから、当該世代へのPR方法など今後の課題となるトピックについて語りました。

講演後には学生と登壇者が車座になり、これからの松田町の地域づくりを目的とした意見交換会を実施。「地元をPRする食材はありますか?」「ふるさと納税の返礼品は何ですか?」「地域の特色を生かしたイベントはどういったものがありますか?」など、学生からの質問に担当者らが回答し、県外から来訪者を呼ぶための策を議論しました。岩本ゼミの仲條寛太さん(3年次生)は、「千葉県出身なので神奈川県の県西地域にはあまり馴染みがないけれど、第三者目線で地域を盛り上げる企画を検討できればと思います。ふるさと納税の返礼品は特産物などの『モノ消費』より、体験イベントなどの『コト消費』が人気のようなので、松田町に来ることで特別な体験ができる企画を考えていきたい」と語っています。

今後は、11月下旬から12月に町内で実施されるイルミネーションイベントのライトアップデザイン企画に学生たちが参加するほか、町民との意見交換会などを通して関係人口創出に向けた企画を提案していきます。

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