タイ・KMUTTと合同シンポジウムを開催しました

情報理工学部と工学部建築学科では8月25日に、湘南キャンパスのTechno Cube(19号館)で、タイ王国バンコク市のモンクット王トンブリ工科大学(KMUTT)建築デザイン学部と「第1回東海大学―KMUTT合同シンポジウム」を開催しました。本学とKMUTTの研究教育交流の一環として実施したものです。

当日は両大学の教員や学生がおよそ30名参加。各自の研究を紹介したほか、それぞれの研究テーマについて熱心な討論が交わされました。また、本学が科学技術振興機構の「さくらサイエンスプラン」に採択を受けて招いたKMUTTの学生が、情報理工学部情報科学科の学生とともにこの日まで3日間をかけて取り組んだワークショップの成果報告も実施。さらに特別講演も企画し、タイ東芝キャリア社元副社長で神奈川工科大学特別客員教授の長澤敦氏が、「企業が望む人材と自分磨き」について両国の学生に向けて説明し、本学工学部建築学科の岩田利枝教授が「人間を中心とした照明技術」に関する最新の知見を紹介しました。なお、当日はタイ・モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)前副学長で、現在タイ王国内閣総理大臣諮問会議委員を務めるBoonsanong Ratanasoontragul准教授も来学し、シンポジウムの様子を視察されました。

このシンポジウムを企画した情報理工学部情報科学の高雄元晴教授は、「昨年、情報理工学部とKMUTT建築デザイン学部は研究教育交流協定を締結しました。本シンポジウムはこの協定に基づいて実施したものです。シンポジウムの中で、教員のユニークで優れた研究発表はさることながら、本学の多くの学生が日ごろの研究の成果を頑張って英語で発表し、それに対し両大学の教員からさまざまな観点で研究アドバイスを受けていたのが印象的でした。学生たちにとって大変よい刺激になったと思います。次回はバンコクにあるKMUTTで実施すべく、これから準備を行う予定です。このシンポジウムは情報理工学部情報科学科の教員がさまざまな智恵を出し合い成功に結びつけたものであり、感謝しています」と話しています。

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