コンピュータ応用工学科の村松講師が、学校法人東海大学松前重義基金の巽良知研究奨励賞を受賞しました

情報理工学部コンピュータ応用工学科の村松聡講師がこのほど、学校法人東海大学松前重義基金の巽良知(たつみよしとも)研究奨励賞を受賞。4月19日に湘南キャンパスで、山田清志学長から表彰状と奨励金が授与されました。同賞は、学園の発展に貢献した巽良知教授を記念して、本学における電気系分野の優秀な研究者を育成することを目的に、教職員または団体に授与されているものです。

村松講師は本学科で、人間と共存して活動できる知能ロボットの実現に向けて研究に取り組んでおり、今回そのひとつである「事前の教示走行を必要としない自律移動体のナビゲーション手法」について受賞を受けました。これは刻々と変化する状況下においても、環境認識や情報処理技術などを応用して、安定して活動できる知能ロボットの開発を目指すものです。本研究では、国土地理院などが公開する地図情報をコンピュータが人間のように理解解釈し、ロボットが初めて訪れた場所でも自律的に走行するナビゲーションシステムを実現しました。本研究は2017年8月にロボットに関する世界的な英文論文誌「journal of robotics and mechatronics」にも掲載されています。

今回の受賞を受け村松講師は、「自身の研究について評価していただき大変光栄に思います。受賞を励みにして、来るべきロボットと人間が共存する社会の実現に向けてより一層研究に邁進していきたい」と話しています。

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