黒田学部長が日本磁気共鳴医学会の理事長に就任しました

情報理工学部の黒田輝学部長がこのほど一般社団法人日本磁気共鳴医学会の理事長に就任しました。2020年9月11日同学会の総会を経て承認されたものです。同学会は1981年に創立された核磁気共鳴(NMR)医学研究会が母体となり、磁気共鳴医学の発展のために1986年に設立されました。会員の専門分野は臨床医学、基礎医学、生物学、化学、物理学、工学といった広い範囲にわたる学際的なものであり、現在の会員数は約3800名です。年に1回の学術大会のほかインパクトファクター付の英文誌ならびに季刊の和文誌を発行すると共に、MRIの安全性や運用に関するガイドラインの提供、スタディグループによる研究の充実、ならびにMRIに関する教育講座・講演会を定期的に開催しています。

黒田学部長は磁気共鳴画像化法(Magnetic Resonance Imaging, MRI)に基づく体内の熱・物質輸送の非侵襲可視化に関する研究に長年に渡って従事し、同学会でも数多くの研究成果を発表してきました。また委員会活動や理事会においても貢献してきました。理事長に就任し、「歴史ある学会の重責を拝命し、身の引き締まる思いです。磁気共鳴医学は日々進化を重ねています。今後も学会員の皆さまとともに基礎研究を発展させ、その成果を臨床医学に生かし、人類の生活をより快適で豊かなものにできるよう全力で努めていく所存です」と語りました。さらに「2021年9月には同大会をアジア磁気共鳴医学会との合同でパシフィコ横浜で開催する予定です。副会長の丹羽徹教授(医学部医学科専門診療学系画像診断学)をはじめ、学部の枠を越えた教職員や学生と協力し、『オール東海』として真に価値のある大会を目指したい」と話しています。