情報科学入門ゼミナール1でScratch Jam 2016を開催しました

情報理工学部情報科学科では7月14日と21日に、「情報科学入門ゼミナール1」でプログラミングコンテスト Scratch Jam 2016を開催しました。本学科では、1年次生を対象とし「キャンパスライフ」「スタディスキルズ」「キャリアデザイン」をテーマに、ゼミナールごとに分かれてこの授業を開講しています。今年度は新しい試みとしてプログラミング言語「Scratch」を使い、4週間をかけてオリジナルの作品制作に取り組みました。

各ゼミを2チームに分け、それぞれ5、6名の学生からなるチームを作りました。各チームでScratchの使い方を学ぶところからスタートし、作品の企画、スケジューリング、役割分担、作品制作、プレゼンテーションの準備を協力して進めました。コンテスト両日とも10チームが作品の内容を3分間で紹介し、学生の投票によって優勝チームを選びました。1年生指導教員の内田理教授と尾関智子教授によると、Yahoo!Japanと情報理工学部が毎年共催している「Hack U 東海大学」を意識した企画で「チームで協力して作品を制作する楽しさを経験し、今後もコンテストなどに積極的に参加してほしい」という願いが込められています。

「Scratch」は、アメリカ・マサチューセッツ工科大学の「メディアラボ ライフロングキンダーガーデングループ」が開発したプログラミングの構文などを学びながらゲームやアニメーションを制作できるソフトウェアです。ウェブ上で利用でき、教育現場を中心に150カ国以上で使われています。学生たちは、リズムゲームやシューティングゲーム、格闘ゲームなど多岐にわたる作品を制作。発表会では、内容や遊び方を書いたスライドとともに、実際にゲームをする様子を見せながら作品をアピールしました。

21日には表彰式も行われ、それぞれで優勝を果たしたチームに賞状と記念品を授与しました。その後、長幸平学部長が、「ものづくりの楽しさを今後も知ってもらいたい。プログラム開発では、使う人の気持ちになることも重要です。グループで制作することに難しさを感じた学生もいたようですが、大学時代を通じて他者とともにものをつくる力も身につけてください」と今後の学生生活への期待を述べました。参加した学生は、「実際に作品が完成して達成感もあったが、もっとやりがいのあるゲームをつくってみたいとも感じました」、「授業を通じて、プログラミングを学ぶだけでなく、同じゼミの学生とも親しくなれました」と話していました。

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