広報メディア学科のテレビ班が熊本キャンパスの建学祭「第45回東熊祭・数鹿流祭」で昨年のドキュメント映像を上映しました

文学部広報メディア学科が実施しているメディアプロジェクトのテレビ班が、11月1日から3日まで熊本キャンパスで開かれた建学祭「第45回東熊祭・数鹿流祭」で昨年のドキュメント映像を上映しました。同班の学生たちが制作し今年3月に湘南ケーブルネットワークなど各地のケーブルテレビ局で放送された「東海大学3.11震災特別番組『未来へ2017~いつか来る、その日のために~』」とメイキング映像を紹介しました。

本学科では教育の一環として、学生によるテレビ番組の制作をはじめとするメディア実践活動を展開しています。テレビ班の学生たちは2011年の東日本大震災以降、毎年3月11日に震災特番を放送しており、今年3月の番組では「平成28年熊本地震」の被災地なども紹介。本学の阿蘇キャンパスも大きな被害を受け、農学部と大学院農学研究科の学生が熊本キャンパスで学んでいることから、熊本キャンパスで合同開催した東熊祭・数鹿流祭も取材したうえで制作した番組を放送しました。今回は、その番組を「熊本キャンパスの学生や教職員に見てほしい」と上映を企画。ブースでは、熊本地震の被災地を支援したいと考えた本学文化部連合会常任委員会OB有志(1983年卒業ほか)が寄付を募って制作したコーヒー「熊本地震復興の輪」も配布しました。

テレビ班の8名の学生たちは1日から3日まで現地に滞在し、来年3月11日の特番で放送予定の映像も撮影。被害の大きかった益城町や、昨年も取材した「阿蘇猿まわし劇場」などを訪問し、東熊祭・数鹿流祭で地震直後の様子などを紹介する写真展を開いていたチャレンジセンター・ユニークプロジェクト「阿蘇復興への道」のメンバーらにもインタビューしました。昨年に続いて参加した尾前隼士さん(2年次生)は、「被害の大きかった地域は更地が多くなっているように感じました。今回の取材でさまざまな場所を訪れましたが、皆さんあたたかく迎えてくださり、たくさんの頑張っている姿を撮影することができました」と振り返ります。石田詩歩さん(1年次生)は、「テレビで見ていただけではわからなかった被害の状況を目の当たりにし、報道は減っているけれど忘れてはいけないとあらためて感じました。熊本を訪れて感じたことを、番組を通して伝えたい」と話しています。

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