知のコスモス展示会「魔法少女とメディアの迷宮―アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の展開と受容―」を開催しました

文学部日本文学科では12月19日から1月11日まで、湘南キャンパス3号館4階の文学部展示室で第351回東海大学文学部知のコスモス展示会「魔法少女とメディアの迷宮―アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の展開と受容―」を開催しました。

『魔法少女まどか☆マギカ』は2011年春に放映され人気を博しましたが、最後の大災害の場面を描く回は、東日本大震災と重なり放送延期になったためウェブ上でニュースにもなりました。やがて劇場版として全12話が前・後編で総集編にまとめられ、続いて新作劇場版も公開されています。また「日本アニメ100年」のアニバーサリーにあたる今年、NHKが行ったアニメ人気アンケートでは第3位となりました。「まど☆マギ」と略して愛称されるこの作品は、多くの人気を得て関連する展覧会も開催されているほか、学会(まどか楽会)が結成されるなど、いまなお人気を保っています。多くのアニメ作品がそうであるように、この作品も定期的にコンビニエンスストアでグッズが発売されたり、京都の土産物になったりと、作品から離れたところでも享受されてきています。

今回の展示会は「まど☆マギ」を通して、一つの作品が作品から離れて多方面に展開する様子を紹介することが目的です。会期中には約200名が来場。ファンの集いである「まどか楽会」の協力を受け、「まど☆マギ」関連イベントの実施状況、全国に展開されたキャンペーンの様子、資料収集の意味と実際などについてのパネルによる説明と実物を展示したほか、12月20日には、まどか楽会の会員を招き、今回の展示と関連する授業「知のフロンティア」履修学生への展示説明会も行いました。

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