英語文化コミュニケーション学科でクリティカル・シンキングの手法を学ぶ授業を開講しています

文学部英語文化コミュニケーション学科では、英語圏で一般的に用いられている批判的思考法を身につける実習授業「クリティカル・シンキング」を開講しています。英語を母語としない日本人の学生が、クリティカル・シンキングの基礎的なスキルを磨く機会となるように開講しているもので、今年度は本学科のほか教養学部などの学生も受講しています。

この授業では、スキルを磨くためには実践が何より重要という考えのもと、保坂華子准教授の指導でテキストを参照しながらグループワークを中心に行っています。6月7日と14日の授業では、本学科が開講している授業を分類するワークに取り組みました。学生たちは3グループに分かれて意見を出し合い、「カタカナのみの授業科目」や「英語だけで行われる授業とそうでないもの」、「単位数」、「開講時期」などと分類。2つの基準を組み合わせて分類する「Tree Diagram」を作り、さらにその結果を「Table(表)」にまとめました。その後、それぞれのグループで作成した分類表を他のグループのメンバーに説明し、わかりやすいものになっているか確認し合いました。またその結果を踏まえて、各分類に合致する架空の科目名を考えるワークにも取り組みました。

受講生からは、「クリティカル・シンキングという概念を知らなかったため、面白そうだなと思い受講しました。毎回のグループワークを通して頭の中で物事を整理し、多面的に見る方法を学べています。授業を通して、自分の物事に対する考え方などに大きな変化も感じることができています」、「授業を通して固定概念やバイアスにとらわれずに物事を考えらえるようになってきています。そのおかげで、わかったつもりになることも少なくなっているようにも感じています」といった声が聞かれています。

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