「東海大学三保マリンスポーツ実習施設」が清水港の色彩計画で感謝状を授与されました

静岡市清水区三保にある「東海大学三保マリンスポーツ実習施設」の色彩計画が評価され、2月10日に港湾会館清水日の出センター(清水マリンビル)で清水港・みなと色彩計画推進協議会から感謝状が授与されました。授与式は当日開催された「『清水港・みなと色彩計画』色彩セミナー ~富士山と海に調和した美しい『みなとまち』に向けて~」 の中で実施され、清水事務部の櫻井和好部長が出席しました。

「清水港・みなと色彩計画」は、同協議会が1992年から産官学連携で自然景観と調和した美しい港の景観づくりを目標に活動しているもの。清水港の周囲500haを対象に、港湾機能や将来の利用用途などに応じて地区ごとにまとまりを持った色彩方針を立てており、臨海部の施設・工作物の設置・塗り替えなどの際には、それぞれの個性や独自性を生かしながら周辺環境との調和を図る色づかいが求められています。

海洋学部では、東惠子教授(環境社会学科)が同協議会の立ち上げから関わり、委員・アドバイザー会議座長を務めるなど、計画の中心を担ってきました。また、環境社会学科を中心とする学生たちも、地域と連携し環境問題などに取り組む活動の一環として1月に中部電力株式会社の大規模太陽光発電所「メガソーラーしみず」の敷地内の塀にデザイン画をペイントするなど、色彩計画に協力しています。

このたびの感謝状の対象となった「東海大学三保マリンスポーツ実習施設」は、本学建学にゆかりの深い地である三保半島の先端に2013年度に竣工した軽量鉄骨造2階建ての建物です。本学の海洋スポーツ関連の授業はもとより、海洋スポーツをキーワードにした学内連携や地域連携を主眼として新設しました。外観が穏やかな三保の内海や砂浜など周囲の景観に溶け込むよう、親しみやすく暖かい色使いで統一されていることなどが評価されました。

「東海大学三保マリンスポーツ実習施設」が清水港の色彩計画で感謝状を授与されました