「ナショジオオープンキャンパス2017~ココリコ田中の動物これ知ってた?」を開催しました

東海大学海洋科学博物館で5月27日に、「ナショジオオープンキャンパス2017~ココリコ田中の動物これ知ってた?」を開催しました。この取り組みは、宇宙や生物、自然、歴史についてさまざまな切り口で発信するドキュメンタリーチャンネル「ナショナルジオグラフィック」が、地域のケーブルテレビ局や教育機関と連携し、子どもたちに学校では学ぶ機会の少ない分野について、知識を深めてもらおうと全国各地で企画しているものです。今回は静岡県内で放送サービスを展開する株式会社TOKAIケーブルネットワークと海洋学部が協力。同チャンネルの公式サイトでブログを連載しているお笑いコンビ・ココリコの田中直樹さんをゲストに、海洋科学博物館で水生生物を担当する鈴木宏易学芸員とトークショーを実施しました。

当日は、県内各地から200名以上の親子連れが来場。田中さんは、「さまざまな動物が好きですが、特にサメに興味があります。世界中に500以上の種類がいると言われ、大きさも特徴も多種多様。調べれば調べるほど、魅力的な存在です」と語り、映像を交えながら海洋生物の狩りの仕方や変わった特徴について解説。子どもたちをステージに招き、海洋科学博物館が所蔵するサメの標本に触れてもらいながら、生物の魅力について熱く語りました。トークショーの最中には○×ゲームも行われ、「チョウチンアンコウの”チョウチン”は太陽光を使って光っている?」「クラゲの中には若返る種類がある?」といったクイズを出題。田中さんが観客席に降りて、来場者の答えを聞く場面も見られました。最後には、子どもたちからの「クジラは大きいのになぜ小さいプランクトンしか食べないの?」「クマノミはなぜ毒のあるイソギンチャクの中に住めるの?」「クラゲのオスとメスを見分ける方法はある?」などの専門的な質問が寄せられ、鈴木学芸員が一つひとつ丁寧に答えました。

参加した子どもたちは、「陸で生活する動物に興味があったけど、海の生き物も好きになりました」「テレビに出ている人と話せてうれしかった」と笑顔を見せ、田中さんは、「僕が子どもだったときと違って、今はさまざまな映像や資料を簡単に見ることができます。変わった特徴を持った生物を調べて、もっともっと動物を好きになってほしい」と語りました。

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