「2019年度東海大学海洋学部高大連携特別プログラム」を実施しました

海洋学部では8月19日から22日まで、清水キャンパスと海洋科学博物館で「2019年度東海大学海洋学部高大連携特別プログラム」を実施しました。このプログラムは、全国の水産・海洋系高校との「教育交流協定」に基づき、生徒たちに工学・理学・海洋生物資源学・文化系の4分野から海洋に関する基礎的事項や最新の研究成果を紹介することで、海洋に対する認識や問題意識を養うことを目的に2006年度から実施しています。今年度は、教育交流協定を締結している神奈川県立海洋科学高校や静岡県立焼津水産高校をはじめ、5校から24名の生徒が参加しました。

期間中は、海洋学部と清水教養教育センターの各教員が海洋に関するさまざまなテーマで講義や実習を行ったほか、操船シミュレータを用いた操船訓練実習や、水産学科生物生産学専攻の秋山信彦教授(海洋学部長)らによる魚の解剖実験など、本学部の特色を生かした実習も実施しました。また、水産学科食品科学専攻の後藤慶一教授による講義では、おいしい魚を食卓に届けるための漁獲方法や凍結方法を説明し、未利用魚を活用した食品開発の事例など、食を通した地域振興の取り組みについて解説しました。海洋科学博物館での講義では、学芸員の案内で展示室の裏側も見学し、飼育方法などについて積極的に質問する生徒の姿も見られました。

参加した生徒たちからは、「漁獲や水産加工がどういったものかは高校の授業で聞いて知っていたけれど、より専門的な話を聞くことができて勉強になりました。特に水産加工は、鮮度や加工方法などどの工程も科学的に分析されて”おいしい状態”がつくられていると知り驚きました」「解剖実験では、魚と貝の2種類を解剖して構造の違いを学ぶことができました。生で食べるために、プロがどのような処理をしているのかを知ることができてよかった」といった声が聞かれました。

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