合志講師らが宮古島で「デフィウインドジャパン宮古島大会」の会場視察などを行いました

海洋フロンティア教育センターの合志明倫講師がウインドサーフィン部Ulalenaの学生と卒業生16名とともに、3月7日から11日まで沖縄県・宮古島を訪れました。プロウインドサーファーとしても活躍する合志講師が、来年2~3月に開催される「デフィウインドジャパン宮古島大会」に協力していることから、会場の視察などのために大会事務局から招待されたものです。

宮古島と伊良部大橋でつながっている下地島の下地空港は、これまでパイロット養成用の空港として活用されてきましたが、来年3月に旅客ターミナル施設が完成し、国際線も離発着することを受けて、世界最大級のウインドサーフィン大会である「デフィウインド」の名を冠した大会を開催することが決まっています。本場フランスで開催されるデフィウインドは、プロからアマチュアまで老若男女約1400名が一斉に往復40kmのコースを走り、5日間で6レース行う大会です。タイムによって順位は出ますが、それにこだわらず、全員でウインドサーフィンを楽しむことを目的としています。今回の滞在では、大会事務局の廣田拓郎氏とともに下地敏彦市長を表敬訪問し、大会の概要を説明して協力を要請。地元の有志団体「宮古の海をきれいにし隊」と協力してビーチクリーンにも取り組みました。

合志講師は、「宮古島にもウインドサーファーはいますが、大学の講師としてアカデミックな視点でアドバイスをしてほしいと要請を受けました。また、“海洋スポーツに携わっている学生の意見も聞きたい”という要望だったので、ウインドサーフィン部の学生と一緒に現地を視察しました。普段から使用されているビーチはきれいですが、それ以外のビーチには海外からのゴミが多く漂着しているといった現状も目の当たりにしました。5月にはフランスのグリュッセンで開催されるデフィウインドに出場し、現地も視察するので、プロウインドサーファーとして、また教員としてよりよい大会にできるように協力していきます」と意気込みを語ります。ウインドサーフィン部の坂本祐里子さん(海洋学部2年次生=当時)は、「いくつかのビーチに足を運び、実際にウインドサーフィンやスタンドアップパドル、スノーケリングなどを体験し、視察してきました。宮古ブルーと呼ばれる青色の海と白い砂浜が広がる美しい島である一方で、裸足で歩くことは危険と感じるほどゴミの落ちている砂浜もありました。下地市長を訪問したことで、新聞などにも大きく取り上げてもらい、海洋スポーツを行う会場としての宮古島の魅力を地元の方々に気づいてもらう、知ってもらうきっかけづくりに貢献できたのではないかと感じています。今回の活動だけで終わらせず、経験を今後の活動や学びに生かしていきたい」と話しています。

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