「プランクトン観察会」を開催しました

海洋学部では8月8日に静岡市・静清浄化センターと清水キャンパスで、静岡市・東海大学連携事業「プランクトン観察会」を開催しました。市民の方々との連携をよりいっそう深めながら、環境問題への意識も育んでもらおうと毎年実施しているものです。

当日は、市内の小中学生と保護者約35名が参加。海洋学部水産学科の松浦弘行准教授と学生たちが講師を務め、静岡市清水区の巴川河口にある鉄道岸壁でプランクトンを採集し、清水区内の下水処理施設「静清浄化センター」も見学しました。昼食後は清水キャンパスに移動し、松浦准教授や本学科の秋山信彦教授、清水教養教育センターの石井洋准教授によるプランクトンの海での役割に関する講義も実施。「プランクトンは体の大きさは関係なく、水の中で浮遊している生物のことをいうので、体長1mのクラゲもプランクトンです」といった話に、子どもたちはもちろん保護者も感心して聞き入っていました。プランクトンと微生物は違うことを学習しました。実際に顕微鏡で浄化センターの活性汚泥の微生物を観察すると、ツリガネムシの仲間やワムシの仲間が多く見られ、数は少ないながらも独特の動きを見せるアメーバが見つかると子どもたちから歓声が上がっていました。プランクトンとしては、海洋実習で採集されたものや魚類の成長過程の標本を始めとして、朝採集した生きたプランクトンを顕微鏡で観察しました。

参加した児童は、「身近な場所で採集したものを顕微鏡で見て調べ、先生方から“プランクトンは生態系や人にとって必要”という話を聞けたことで、参加する前よりプランクトンに興味が沸きました」と話していました。

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