石井直明教授が付属高輪台高・中等部で食育に関する講演をしました

大学院医学研究科ライフケアセンター・センター長の石井直明教授が、9月6日に東海大学付属高輪台高等学校・中等部で、「食育を通じた体づくり」をテーマ に講演しました。これは、同高校・中等部後援会が主催した「2014 東海カルチャーセミナー」として実施されたものです。当日は在校生とその保護者をは じめ、卒業生や近隣の方々など、500名以上が聴講しました。

石井教授は、「元気で健康な体を作るためには、体を構成する細胞一つひとつが元気で健康でなければなりません」と力説。細胞はすべて外から摂取する栄養に よって作られることから、食生活の重要性を訴えました。また、中高生のときに食生活を疎かにすると、将来、がんや脳疾患、心臓疾患や糖尿病などの生活習慣 病にかかりやすくなると警告。生徒や保護者に向かい、日々の食生活が大事なことや、元気で健康な体をつくるためにはどのような食生活を心がけるべきなのか など、分かりやすく解説しました。最後に生徒たちに向かって、「自分や周りの人たちの体を思いやり、地球環境を大切にしてください。生命の謎はまだまだた くさんあります。若い君たちの力で解明してほしい」とエールを送りました。

講演会の終了後には、会場の生徒や保護者との質疑応答の時間も設けられました。生徒から「食生活と寿命の関係は?」との質問が、保護者から「上手なサプリ メントの摂り方は?」、「日ごろの食生活で心がけていることは?」など多彩な質問が寄せられ、石井教授はそれぞれ丁寧に回答。「病気に罹らず元気で健康な 暮らしを続けるためには、日ごろの生活を見直し、食生活を整えることが大事です。家族の健康を守るためには1週間単位で食生活全体を見渡して偏らないよう に心がけ、質の良い食材を選ぶようにしましょう」と結びました。

石井直明教授が付属高輪台高・中等部で食育に関する講演をしました