医学部看護学科がハワイで国際コミュニケーション研修を実施しました

医学部看護学科では9月3日から13日まで、ハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)を拠点に国際コミュニケーション研修を実施しました。医療関連英語の習得や英語による看護コミュニケーション能力の向上を図るとともに、国際的な視野を持つ看護職者を育成するため、本学科の選択科目として開講しているものです。9回目となる今回は1年次生7名が参加しました。

学生たちはHTICで、アクティブ・ラーニングを多用した看護英語やアメリカの文化に関する英語の講義を受講。スピーチの講義では、健康や看護、異文化理解をキーワードに各自が準備してきた発表原稿やパワーポイントをブラッシュアップし、ジェスチャーや発音、アイコンタクト、質疑応答の方法などを学んで最終日にプレゼンテーションしました。また、ハワイで働く看護師3名からアメリカの看護制度や看護実践内容などについてレクチャーを受けたほか、ハワイ大学マノア校にある健康科学シミュレーションセンターで最先端の看護演習機器を見学し、質の高い医療を提供しているクイーンズ・メディカルセンターも訪問。さらに、現地の家庭でのホームステイやハワイ大学ウエストオアフ校の学生との交流を通じて、ハワイの人々の日常生活や学生生活にも触れました。

金子麗乃さんは、「ハードでしたが充実した毎日でした。先生方と仲間の協力でやり遂げられたと感謝しています。ホームステイ先の家族ともジョークを交えて話せるようになり、成長を実感できました」と振り返り、「看護を通じて国際社会に貢献するのが目標です。国籍を問わず一人ひとりに合った看護を提供できるよう、看護も英語もしっかりと学びたい」と意欲を見せていました。

研修に同行した森祥子講師は、「英語による少人数の連日授業は、学生の英語力を向上させ、看護への関心を高めることにつながりました。また、現地で活動する看護師のレクチャーや質疑応答は、看護を学び始めて半年の学生たちにとって、今後のキャリアパスを考える貴重な機会にもなったと感じています。講義はもちろん、さまざまなアクティビティーや寮での共同生活を通して学生同士の交流が深められ、互いに助け合いながら楽しく研修できたことも大きな収穫でした」と話しています。

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