健康長寿セミナー(抗加齢講演会)「運動の秋!健康長寿のためのサルコペニア・ロコモ・フレイル予防」を開催しました

医学部医学科基盤診療学系健康管理学では11月9日にLINK-J日本橋ライフサイエンスハブで、健康長寿セミナー(抗加齢講演会)を開催しました。2006年6月に医学部付属東京病院に開設した「抗加齢ドック」受診者のデータの分析結果を供覧するとともに、アンチエイジングや健康に関する最新の情報提供を目的として毎年開いているものです。今回は特定非営利活動法人健康長寿研究教育センターと共同で、「運動の秋!健康長寿のためのサルコペニア・ロコモ・フレイル予防」をテーマに実施。健康管理学の西﨑泰弘主任教授(医学部付属東京病院長、健診センター長)と山田千積講師、黒田恵美子客員教授(一般社団法人ケア・ウォーキング普及会代表理事)が講演し、約150名が参加しました。

はじめに、本学の山田清志学長が登壇。「長年にわたり取り組んでいる抗加齢の調査研究の成果をお伝えする機会です。ぜひ皆さんの健康に役立ててください」とあいさつしました。講演では西﨑教授が、筋肉量が低下するサルコペニア、骨や関節などの運動器の障害で移動機能が低下するロコモティブシンドローム、両者が複合して心身ともに虚弱となるフレイルについて解説。抗加齢ドックのデータの分析結果を紹介し、「東海大学では最新の予防医療を展開しています。健康で自立した豊かな生活を送るために、ぜひドックを活用してください」と語りました。続いて山田講師が、低栄養を防ぎ、筋肉量や骨密度を増やすための栄養素や食材、効果的な食事法について説明。健康運動指導士の黒田客員教授は、日常生活の中でできる筋力トレーニングや体幹を鍛えるための運動について、実技を交えながら紹介しました。

最後に、健康学部健康マネジメント学科の石井直明特任教授が来場者への謝辞を述べ、「今後もセミナーを開催し、皆さんの健康推進のために貢献していきます」と述べました。

※当日のプログラムは以下のとおりです。
総合司会:桑平一郎(医学部医学科内科学系呼吸器内科学教授)
開会あいさつ: 山田清志(東海大学学長)
講演1:西﨑泰弘(医学部医学科基盤診療学系健康管理学主任教授/
付属東京病院長・健診センター長)
 『超高齢社会における問題点:サルコペニア・ロコモ・フレイル予防の重要性』  
講演2:山田千積(医学部医学科基盤診療学系健康管理学講師)
『サルコペニア・ロコモ・フレイル予防の栄養』 
講演3:黒田恵美子(東海大学客員教授/一般社団法人ケア・ウォーキング普及会代表理事)
『サルコペニア・ロコモ・フレイル予防の運動−1』  
講演4:同上
『サルコペニア・ロコモ・フレイル予防の運動−2』 
閉会あいさつ:石井直明(東海大学健康学部健康マネジメント学科特任教授)

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