「東海大学健康クラブ・市民健康スポーツ大学」の受講生が「健康度・体力測定」を行いました

本学と伊勢原市が連携し、市民の健康や体力の増進を目指して実施している総合型地域スポーツクラブ「平成28年度東海大学健康クラブ・市民健康スポーツ大学」(通称 健康クラブ)の市民会員が、6月18日に伊勢原キャンパスで「健康度・体力測定」を行いました。当日は、健康科学部と体育学部、大学院体育学研究科の教員や学生らが計測を担当。体組成や血圧、骨密度、肺機能といった健康度のほか、上体起こしや長座体前屈、三分間歩行などで体力を測定し、50代から70代の全市民会員83名のうち約60名が参加しました。

この健康クラブは2009年に開講し、健康科学部と体育学部の教員らを講師に、健康関連の講義や体力づくりのトレーニングなど72回にわたる講座を展開しています。講座では、毎年6月と翌年2月に市民会員の健康度や体力を測定するほか、万歩計の貸与による月ごとの歩数計測、質問票による栄養やメンタルヘルスの調査も実施しています。近年は、この健康調査のデータ解析を、本学が展開する「To-Collaboプログラム※」の一環として行っています。今年度は、大学推進プロジェクト「ライフステージ・プロデュース計画 スポーツ健康事業」の一つとして取り組み、得られたデータは各自の健康管理に役立ててもらうほか、市民会員の了解を得た上で集積し、疫学的に解析していきます。

東海大学健康クラブ会長で本プロジェクトの代表も務める沓澤智子健康科学部長は、「通常、骨量は徐々に減少していきますが、これまでの調査では、年間を通じて健康クラブの講座に通った女性の骨量が低下していないというデータも得られています。今後も市民の皆さんの健康増進に寄与するとともに、データの集積・分析を継続し、健康とスポーツとの関係を研究していきたい」と話しています。

※「To-Collabo(Tokai university Community linking laboratory=トコラボ)」プログラム
文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業」に採択されたプロジェクト。全国にキャンパスを有する本学ならではの「全国連動型地域連携活動」を柱に、地域特有の問題や共通課題を各校舎の各部、学生、研究者が共有し協力して解決策を見いだす取り組みです。

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