スポーツ・レジャーマネジメント学科の押見講師の研究が優秀研究に選出されました

体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の押見大地講師が、笹川スポーツ財団の2018年度研究助成を受けて調査・執筆した論文「参加型スポーツイベントが開催地域にもたらすインパクトの最大化―イベントレバレッジ戦略に着目して―」が同財団の優秀研究に選出。4月19日にANAインターコンチネンタルホテル東京で開かれた研究奨励会で表彰されました。同助成制度は、スポーツに関する人文・社会科学領域の研究活動を支援し、日本のスポーツ政策に関する議論を活性化させることを目的としています。

スポーツイベントに関するマネジメントやビジネスを専門に研究している押見講師は、07年に始まった東京マラソンを機にブームとなっているランニングイベントやサイクルイベントに着目。市民参加型のスポーツイベントとして全国各地で年間約2,000をこえるイベントが開催されている中で、特に継続に成功している企業や自治体の事例を調査してまとめました。押見講師は、「約1,100の自治体へのアンケートや、スポーツイベントを主催する6団体へのインタビューなど、量と質双方からアプローチした調査内容を評価していただけたと感じています。日本では今年9月にラグビーワールドカップを控え、来年は東京五輪、再来年は関西ワールドマスターズゲームズと、大規模なスポーツイベントの開催が続きます。こうした『メガスポーツイベント』と呼ばれる大会で培った運営ノウハウやボランティア人材を、市民マラソンなどの『ノン・メガスポーツイベント』に還元していくことが、地域の活性化や人材育成につながると考えています」と話します。また、「本学科では、多くの学生がスポーツイベントのマネジメントを学び、学内外でその成果を生かした活動を行っています。今回評価していただいた研究成果を授業でも紹介し、学生の成長につなげられれば」と語りました。

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