学生が平塚市内の企業で聞き取り調査を実施しました

政治経済学部経営学科の亀岡京子准教授のゼミに所属する学生7名が7月15日、平塚市内にある特殊車両メーカー株式会社トノックスで聞き取り調査を行いま した。これは、独自技術を持つ優れた平塚市の企業の事例を紹介することを目的に、平塚市役所産業振興課が企画した「ビジネスケース」プログラムに参加した ものです。その第一弾として、学生の目線で調査を行い、発信してみようという目的に沿った活動となりました。

学生たちは事前のゼミで、トノックスの事業紹介ビデオやインターネットを使って調査した結果をもとに質問事項を検討。特に経営的な観点から、市場のニーズ を探る方法や失敗と成功の事例、経営上のターニングポイントとなった点、今後の計画など13項目にまとめて事前に同社に送りました。調査当日は、輸入車の 納車前検査や特殊車両の製造現場、同社を代表する技術の一つであるトンネル検査用の計測車両やデータ解析の現場などを視察。その後、常務取締役と総務部 長、経営企画室長から、質問事項に沿って意思決定のポイントや収益の構造などについて説明を受けました。

参加した丸山寛仁さん(4年次生)は、「丁寧な説明をいただく中で、事業計画が結果に結びつくまでには大変な試行錯誤があることや、経営判断を下すことの 難しさなどを知ることができ、とても貴重な経験になりました。また社員の方々が仕事を楽しみながら誇りを持っていらっしゃる様子もうかがい知ることがで き、企業が成長していく上で重要なことを学ぶ機会にもなりました」と話しています。

なお調査結果は今後、亀岡准教授と学生が取りまとめて産業振興課に提出し、同課のホームページなどで紹介される予定です。

学生が平塚市内の企業で聞き取り調査を実施しました