出雲明子准教授のゼミが夕張で合同ゼミ合宿に参加しました

出雲明子准教授のゼミが夕張で合同ゼミ合宿に参加しました

政治経済学部政治学科の出雲明子准教授が指導するゼミに所属する学生が、8月7日から9日まで北海道夕張市で実施された合同合宿ゼミに参加しました。この ゼミは、北海学園大学、首都大学東京、名古屋大学、京都女子大学、大阪大学の学生らと一緒に、各大学のゼミの日ごろの成果を持ち寄り、財政再生団体となっ た夕張市の現状や課題について考え、学びに生かそうと、昨年から実施されているもの。今回は、学生と教員ら約40人が参加しました。

出雲准教授のゼミでは、成長の限界が予想される地域社会における行政のあり方などについて日ごろから検討を重ねています。現在は、東日本大震災の被災自治 体における復興政策にも取り組んでいます。2回目となる合同ゼミ合宿のテーマは、「極点社会のなかでの夕張市のこれから」です。出雲ゼミの学生は、これま で取り組んできた東日本大震災の被災地研究の成果を報告。その後、大学混成のチームを組み、夕張市の現状と課題や、2040年の同市のあり方などについて 議論を重ねました。また、「コンパクトシティ」の実現を目指して建設された公営住宅などの施設も見学。市議会議員や市職員らと話し、行政の現場の声にも耳 を傾けました。最終日には、チームごとに成果報告と全体討論を実施。活発な議論を展開しました。

出雲准教授は、「夕張や被災地が抱える課題は、全国の限界集落や都市の空き家問題などにも共通するものです。学生たちには日本が抱えるさまざまな課題を自らの問題として考え、将来に生かしてほしいと思います」と話しています。