経営学科の学生が異文化コミュニケーション学会のポスターセッションに参加しました

政治経済学部経営学科3年次生の新倉和矢さんら学生有志4名が9月20日、東京都町田市の桜美林大学で開催された「第30回(2015年)異文化コミュニケーション学会年次大会」のポスターセッションに採択され発表を行いました。この学会は、国際間および異文化間における円滑なコミュニケーションと協力関係を育むために、日本における異文化の教育、訓練、研究を促進することを目的としています。新倉さんたちは、チャレンジセンター「Tokai International Communication Club」(TICC)に所属しており、本学科の内藤陽子講師からの推薦を受けて学会発表の申込みをしました。

学生たちは、外国にルーツを持つ子どもたちを対象に、TICCが取り組む学習支援活動「にこティー教室」について、用意したポスターを示しながら来場者に紹介。新倉さんは、「教室は、未就学児から高校生まで幅広い年齢の参加者を対象に定期的に開いており、学習や宿題を手伝うとともに日本語を教えています。毎回10名ほどが参加していますが、回数を重ねるうちに児童や生徒から、“日本語での日常会話ができるようになりました”“勉強に自信がつきました”といったうれしい声も聞けています。今後も支援を継続し、少しでも参加者の力になっていきたい」と話しました。

新倉さんは、「学会での発表は初めてだったので緊張しましたが、事前にメンバーと念入りに準備してきたかいもあり、日ごろの取り組みをスムーズに報告できました。また、異文化コミュニケーションにあたっての工夫などの発表を聞くこともでき、とても参考になりました。貴重な機会を与えてくださった内藤先生をはじめ、関係者の皆さまに感謝しています」と感想を述べました。内藤講師は、「こうした機会を通じて、学生たちには活動に対する視野を広げてもらいたい。今後もこのように学外の方たちとかかわる場を積極的に提供していきます」と語っています。

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