地域の課題を学生自身が考える新たな授業を実施しました

政治経済学部経済学科では11月9日と16日に、1年次生を対象に地域の課題を学生自身が考えるグループワーク型の授業を行いました。地域と連携した新たな取り組みとして、入門ゼミ科目「現代経済入門2(必修科目)」の経済学の応用の仕方に関する授業を利用して、初めて行ったものです。

9日の授業では、秦野市役所職員、湘南キャンパス周辺自治会である大根地区自治会の代表者、経済学科3年次生計5名がそれぞれの視点から、ゴミの収集やハトのフン害、放置自転車の処理など地域の抱える問題を発表し、学生たちと共有。学生たちは、湘南キャンパス周辺地域居住者と通学者ごとに計23グループに分かれ、グループ毎に取り組む課題を決め,他の自治体で行われている対応などを調べたり、学生自身が取り組むことができることは何かなどを議論したりして、結果をまとめました。16日の授業では、市役所の職員と自治会の代表を前にグループ毎に提案した改善案を発表。居住グループから2グループ、通学グループから3グループの代表が選ばれ、全員の前でプレゼンテーションを行いました。「地域内の連携を強化して防災力を高めるためには、住民同士が参加するイベントを積極的に開いた方がいい」「一定時間は無料の駐輪場を多く作れば放置自転車が減らせるのでは?」と言った提案に、地域の代表者からも「学生たちの発表は論理展開がしっかりしており、実際の課題解決に参考となる意見が数多くあった。今後のまちづくりにも活かしたい」とのコメントが寄せられました。

学生たちは、「地域の課題と大学で学んでいる内容のつながりを感じる部分が多くあり、経済学の重要性を実感できた。さまざまな課題の解決法を考える上での基本的な手順も学べたと思う」「住んでいるだけでは気がつかない課題が地域の中にはあることを知るよい機会になりました。ゴミの分別などできることから気を配っていき、住みやすい地域づくりに少しでも貢献していきたい」と話していました。

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