数学科の教員5名が2019年度科学研究費助成事業で新規採択を受けました

理学部数学科の教員5名が、日本学術振興会の2019年度科学研究費助成事業で新規採択を受けました。科学研究費助成事業は、人文・社会科学から自然科学までの広い分野にわたる学術研究を発展させることを目的とする「競争的研究資金」で、専門家による査読を経て、独創的・先駆的な研究に対して助成が行われるものです。本学科からは、古谷康雄教授、瀧真語准教授、笹木集夢准教授、岩尾慎介講師が基盤研究(C)で、中野雄史講師が若手研究で採択されました。また、(基金分)継続課題でも、桐木紳教授、植木誠一郎教授、志摩亜希子教授が選ばれています。

学科長の桐木教授は、「数学の論文は執筆と査読にそれぞれ1年ほど要するなど、理工系分野の中では論文数が増えにくい分野です。そうした状況の中で、多くの教員が採択を受けていることは本学科の研究力の高さを示しており、大変誇らしいこと」と話します。また、「数学は基本的に英語かフランス語での論文執筆求められ、研究発表も海外の研究集会や学会で行うことが重要です。その中で、学科として海外での論文発表を推奨し、教員同士で業務をサポートし合う風通しのいい環境をつくって切磋琢磨してきたことが、この結果につながったと感じています。こうした取り組みを今後も継続し、学科全体の研究力の向上につなげていきたい」と語っています。