全日本学生柔道体重別団体優勝大会で男子柔道が2連覇を達成しました

【柔道】 開催期間 : 2012年10月27日 ~ 10月28日

全日本学生柔道体重別団体優勝大会で男子柔道が2連覇を達成しました

10月27、28日に兵庫県・尼崎市記念公園ベイコム総合体育館で開催された、全日本学生柔道体重別団体優勝大会(男子14回、女子4回)で、東海大学男子柔道部が2連覇を達成。通算7回目の優勝を果たしました。

同大会は男女とも階級の配列が抽選によって決定される7人制団体のトーナメント戦です。男子柔道部は2回戦から登場し、近畿大学に4-0で勝利すると、道都大学を4-1、中央大学を4-0と順調に勝ち上がり、準決勝は明治大学と対戦。2人目を終えて1-1と並ばれますが、続く橋本壮市選手(体育学部3年次 生)が袖釣り込み腰で合わせ技一本。中堅の王子谷剛志選手(同2年次生)も優勢勝ちを収め、序盤のリードを守りきって3-2で決勝戦に進みました。

2年ぶりの王座奪還を目指す強豪・筑波大学との決勝戦では、今大会の全試合で一本勝ちを収め、好調の髙藤直寿選手(体育学部1年次生)が、素早い動きで一本背負いや巴投げなど多彩な技を次々と繰り出して相手の体勢をくずし、有効による優勢勝ち。その後3試合を引き分けると、「1週間ほどをかけて対戦選手を全員分析してきた」という本間大地選手(同3年次生)が序盤から主導権を握り、2つの指導を奪って優勢勝ちを収めました。続く6戦目では主将の穴井航史選手(同4年次生)が引き分け、この時点で2-0と優勝を決定。7戦目は敗退したものの、2-1で実力の均衡した接戦を制しました。男子柔道部は6月の体重無差別団体戦である全日本学生柔道優勝大会でも優勝、5連覇を達成しており、昨年に続いて学生柔道団体戦で2年連続の2冠を見事に果たしました。

上水研一朗監督(体育学部講師)は「チームの軸となる選手をケガで欠く大会となり、厳しい試合になることが予想されました。そのため、どの選手がいつ出場してもよいように、高いレベルでトーナメントをやり切れるだけの体力、技を身につけるための激しい練習を課してきました。追われる立場となって大きなプレッシャーがありましたが、私の思った以上に選手たちは成長しており、本当によくやってくれました」と振り返りました。穴井主将は「2連覇をチームの目標とし て、仲間たちと切磋琢磨してここまでくることができました。後輩が頑張ってくれた大会でもあったので、安心してバトンを渡すことができます。最後の団体戦 をこのような形で終われたのは、これまで応援、サポートをしてくださった多くの方々のおかげです。心から感謝の気持ちを伝えたい」と充実した面持ちで語り ました。

同大会には女子柔道部も出場。初戦で徳山大学を7-0、続く筑波大学も4-2で破りましたが、山梨学院大学に0-3で敗れ3位となりました。また、大会優秀選手には男子柔道部から髙藤選手と本間選手、女子柔道部主将の田知本遥選手(体育学部4年次生)が選ばれました。

全日本学生柔道体重別団体優勝大会記録

【男子】
2回戦
東海大学 4-0 近畿大学
3回戦
東海大学 4-1 道都大学
準々決勝
東海大学 4-0 中央大学

準決勝
東海大学 3-2 明治大学
     
先鋒 高藤 直寿(体育学部1年)○(掬投) 大竹 祐矢
次鋒 長澤 憲大(体育学部1年) (合技)○高橋 良介
五将 橋本 壮市(体育学部3年)○(合技) 宮下 稜平
中堅 王子谷剛志(体育学部2年)○(優勢) 渡辺 智斗  
三将 本間 大地(体育学部3年)×(引分)×六郷 雄平
副将 穴井 航史(体育学部4年)×(引分)×菅原 健志
大将 渡邉 勇人(体育学部2年) (優勢)○藤本 英謙

決勝
東海大学 2-1 筑波大学

先鋒 高藤 直寿(体育学部1年)○(優勢) 藤田 湧平
次鋒 谷井 大輝(体育学部2年)×(引分)×金子 亮平
五将 橋本 壮市(体育学部3年)×(引分)×西山 雄希
中堅 王子谷剛志(体育学部2年)×(引分)×藤原 浩司  
三将 本間 大地(体育学部3年)○(優勢) 森下 純平
副将 穴井 航史(体育学部4年)×(引分)×小林 悠輔
大将 渡邉 勇人(体育学部2年) (優勢)○永瀬 貴規

<成績>
優勝:東海大学(2年連続7度目)
準優勝:筑波大学
三位:明治大学
三位:日本体育大学
<優秀選手>
高藤 直寿
本間 大地

【女子】
2回戦
東海大学 7-0 徳山大学
準々決勝
東海大学 4-2 筑波大学

準決勝
東海大学 0-3 山梨学院大学

先鋒 佐伯  豊(体育学部4年) (優勢)○山崎 珠美 
次鋒 菊川 優希(体育学部4年)×(引分)×佐野賀世子
五将 田知本 遙(体育学部4年)×(引分)×濱田 尚里
中堅 渡邉 美樹(体育学部4年)×(引分)×加賀谷千保 
三将 太田 成美(体育学部3年)×(引分)×連 珍羚
副将 土屋 文香(体育学部4年) (優勢)○山部 佳苗
大将 結城久美子(体育学部2年) (大内刈)○馬場奈津美

<成績>
優勝:帝京大学
準優勝:山梨学院大学
三位:環太平洋大学
三位:東海大学
<優秀選手>
田知本 遙

会場の様子