箱根駅伝に向けたエントリー選手らの記者発表会を実施しました

来年1月2、3日に行われる第96回東京箱根間往復大学駅伝競走に向けて、12月18日に湘南キャンパスで陸上競技部駅伝チームのエントリー選手らによる記者発表会を実施しました。東京・大手町から箱根・芦ノ湖までの往路5区間(107.5キロ)、復路5区間(109.6キロ)の合計10区間(217.1キロ)で優勝を争う同大会で昨年度に初優勝を遂げた本学は、今年度も7年連続47回目の出場で連覇を狙います。

当日は、テレビ局や新聞社など多数の報道陣約100名が参加。陸上競技場で練習風景を撮影した後、17号館に新設した「スポーツ&ヘルス・イノベーションプラザ」(SHIP)のお披露目も実施しました。本学ではこれまでも体育学部やスポーツ医科学研究所を中心に、スポーツ科学研究を推進しています。SHIPは、さらなる分野横断型の学際スポーツ&ヘルス研究推進を目的に設置したもので、体育学部や健康学部、スポーツ医科研はもとより、理学部、工学部、政治経済学部、医学部など総合大学の利点を生かし、学内のさまざまな研究者が共同で利用する計画です。この研究成果を広く社会に還元するとともに、運動部の活動にも反映することで科学的サポートの充実を図っていきます。当日は、研究推進部の長幸平部長(情報理工学部教授)のあいさつに続いて、体育学部の山田洋教授が科学的サポートについて解説。また駅伝チームの西出仁明ヘッドコーチ(体育学部准教授)が駅伝チームにおける活用について紹介し、「学生トップクラスのランナーの走りをさまざまな角度から記録して、後進の育成につなげていきたい」と語りました。

続いて19号館に場所を移して会見を実施。両角速駅伝監督(同)が今季のチームについて紹介するとともに、「箱根駅伝の連覇を目標に掲げてこの1年間やってきましたが、自分自身のテーマとして『進化』をしていきたいと取り組んできました。秋からの駅伝シーズンでは、初戦の出雲駅伝で4位と少しつまずきましたが、全日本大学駅伝で優勝したことで、チーム力も上昇していると感じています」と手応えを語りました。続いて、中山駿主務(文学部4年次生)がエントリーメンバーを紹介し、館澤享次駅伝主将(体育学部4年次生)が選手を代表してあいさつ。「チーム内の激しいエントリー争いを制して、昨年度の優勝メンバーの中に新しい選手も入ってきました。全日本大学駅伝での優勝にも慢心せず、ここまでやってきたと自負しています。昨年度は往路2位、復路2位で総合優勝でしたが、今年度は往路、復路とも優勝して完全優勝を目指したい」と力強く語りました。

また席上、学内メディアの『東海大学新聞』の企画で本学の全キャンパスの学生、教職員による応援メッセージの寄せ書きが入ったフラッグをチームに贈呈。ロゴマークとイラストデザインを担当した吉田佐亜弥さん(大学院芸術学研究科2年次生)と、寄せ書き集めに携わった学生記者の南雲小夜花さん(文学部4年次生)から、両角監督と館澤主将に手渡されました。

質疑応答に続いて、両角駅伝監督や選手たちへの個別取材も行われ、今大会に向けた抱負や意気込みを述べました。