[湘南]「第1回就職教養講座」を開催しました

東海大学キャリア支援センターでは、7月5日に平成23年度の「第1回就職教養講座」を湘南キャンパス8号館で開催しました。この講座は、学生に大学生活の過ごし方や仕事をする魅力、就職後の将来などについて考えてもらおうと、昨年度から実施しているものです。今回は、文学部文明学科の卒業生(1980年度卒)で明治屋商事株式会社東京支店副支社長の山中順二氏が、「モノを売るとはどういうことか」をテーマに講演。会場には約30名の学生が集まりました。

山中氏は、卸売の起源や仕組みについて説明した後、30年におよぶ物流業務や事務、営業の経験をもとに、会社で働くことの面白さや、社会で役立った学生時代の活動を紹介しました。「モノを売るために一番大切なことは相手を好きになること。良いところを見つけるという発想を持たなければうまくいきません。相手を好きになれば、困っていることや求めているものが見えてくる。人に満足感を与えられるようになると、仕事の面白さが分かるようになる」と、働くことの魅力について力説。「私は大学時代に所属していた居合道部で、粘り強く物事に取り組む大切さを学びました。皆さんも打ち込める活動を見つけて、大学生ならではの貴重な経験をたくさん積んでください」と激励しました。

講演後の質疑応答では、「社会人になって苦労したことは何ですか?」との質問に対し、山中氏は「モノが売れない、成績が伸びないなど、社会人になってから苦労したことは多くありますが、そのたびに”どうすれば解決できるか”を考えて努力してきました」と回答。参加した学生からは、「学内で開催される講座に初めて出席しましたが、現場の声を直接聞けたことは大きな収穫でした。今日の話を参考に、就職活動に取り組んでいきたい」といった感想が聞かれました。