東海大学 研究者ガイド 2020
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物性理論とは、微視的な物理法則に基づいて物質の様々な性質を予測、提案、解明する学問領域である。この分野は歴史的に「物質が熱平衡状態(長時間経過後に物質が自然に行き着く状態)にあること」を基礎として発展してきたため、この大前提から大きく外れた「非平衡状態」にある物質の性質については、まだまだ分かっていないことが数多く残っている。そこで本研究室では、非平衡性が本質的に重要となる半導体光物性(半導体レーザーなど)や、その基礎となる一般理論の開拓に取り組んいる。専門分野数物系科学キーワード■非平衡物性理論■半導体光物性理論■非平衡統計力学研究と関連するSDG研究内容非平衡状態にある様々な物性の理解Makoto Yamaguchi講 師山 口 真物理メディア対応キーワード無機-有機ハイブリッド材料は、精密に構造を制御した安定かつ多機能な材料を構築できる。我々は、導電性無機イオンと界面活性剤やイオン液体から、世界的にも類例のないハイブリッド結晶を得ている。このハイブリッド結晶中には水素イオンやリチウムイオン、ナトリウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオンなどを取り込むことができ、燃料電池や次世代型二次電池の固体電解質や電極材料などへの展開が期待できる。専門分野化学キーワード□無機-有機ハイブリッド材料□結晶 ■固体電解質■電池研究と関連するSDG研究内容安全で環境負荷の少ない高機能電池材料の創製Takeru Ito教 授伊 藤 建環境技術 化学 エネルギー問題メディア対応キーワード理学部理学部物理学科化学科104

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