東海大学 研究者ガイド 2020
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有機合成化学が関与する対象は医農薬品や化成品のみならずタンパク質やDNA等の生体分子、更に有機EL等の機能性有機化合物等多種多様の分野に及ぶ。我々の研究室では現代の生活に無くてはならない有機化合物を効率良く且つ環境負荷の少ない方法で作り出す方法を開発している。具体的にはイオン液体や有機電解合成法を用い新たな有機反応場の研究を行っている。またこれらの新規合成法を開発する上で必要となる新たな触媒や試薬等の新規分子の合成も同時に行っている。専門分野化学キーワード■有機合成化学 ■新規化合物■反応場 ■イオン液体■カルコゲン化合物研究と関連するSDG研究内容環境調和型物質生産を指向した新規有機合成法の開発Shinichi Koguchi准教授小 口 真 一化学メディア対応キーワード蛍光体や太陽電池など、光に関する機能を示す材料やデバイスの研究に取り組んでいる。希土類元素を複数組み合わせることで、赤外線で励起して可視光を発光するアップコンバージョン蛍光体の合成を行っている。また、有機ペロブスカイト型太陽電池は製造に必要なエネルギーが小さいため次世代太陽電池として強く期待されており、その電極膜を低温で作ることで軽量かつフレキシブルな樹脂製の太陽電池の作製に取り組んでいる。専門分野化学キーワード■蛍光体 ■太陽電池■光機能材料 ■セラミックス■液相合成プロセス研究と関連するSDG研究内容蛍光体や太陽電池などの光で機能する無機材料・デバイスの作製Koji Tomita准教授冨 田 恒 之化学メディア対応キーワード研究室HP理学部理学部化学科化学科107

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