東海大学 研究者ガイド 2020
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発光などの機能性をもった有機化合物は、有機ELや有機太陽電池などといった機能性材料への応用が期待されている。これらの機能性を外部刺激によって制御することで、刺激応答性材料を実現できる。私は、有機化合物の集合状態をコントロールすることで、分子のもつ機能性を制御することを目指している。例えば、機械的な刺激や熱、光などに応答して発光色が変化する色素の開発などを行っている。専門分野化学キーワード■有機化学 ■機能物質化学■超分子化学 ■光化学研究と関連するSDG研究内容光機能をもった刺激応答性有機分子および集積体の開発Toshiaki Ikeda講 師池 田 俊 明化学メディア対応キーワード20世紀終盤、二人の数学者によって3体問題の3番目の周期解の存在が厳密に証明された。それは質量の等しい3体が、互いに万有引力を及ぼしあって平面内の8の字軌道上を追いかけっこする舞踏解であった。等質量3体のニュートンの運動方程式は数値的にしか解けておらず、解析的8の字舞踏解は未だに得られていない。現在、運動量と角運動量の保存則から解析的8の字舞踏解の構造を絞り込むことで、解析解に通じる道を探っている。専門分野数物系科学キーワード□3体問題□等質量3体8の字舞踏解研究と関連するSDG研究内容等質量3体平面舞踏解の新しい構成法Hiroshi Ozaki教 授尾 崎 浩 司─メディア対応キーワード理学部理学部化学科基礎教育研究室109

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